鉛筆デッサン問題52与えられた材料を自由に構成し、それをデッサンしなさい。材料は全部使用すること。また、デッサンに関して留意した点について、原稿用紙に200字以内でコメントしなさい。※注意 1.ボードは横に用いること。 2.コメント用の原稿用紙は横書きで用いること。 3.辞書は使用できません。2時間 2時間 B3ボード（画用紙） 1600字以内〈モチーフ〉1.ガラス豆鉢 2.ハンドタオル １個１枚出題意図 透明な豆鉢とハンドタオルという、素材が異なり、対照的な質感をもつ二つのモチーフの特性をどのようにとらえ、どのような考えに基づいて構成し、またそれを実際に描写する技術をもっているかということを総合的に判断するものとした。またその際、自分ならではの視点や工夫があるか、またそれを本人が意識化できているかを、テキストを通して評価するものとした。採点ポイント●異なる機能・質感・形態を持つ二つのモチーフをよく観察することができて受験生コメントガラスの透明感を表現したいと思い、ハンドタオルをガラス豆鉢の後ろに置く構図を選んだ。ガラスの質感はHBから3Hの薄い鉛筆を使い、表面のなめらかさを意識した。ハンドタオルは柔らかくふわふわしているので、表面はガーゼ等であまりこすらず画用紙を活かして描いた。また、厚みを出すべく形の変わり目を強くした。今回のモチーフはどちらも白く淡いが、画面上で弱い印象にならないよう、強くはっきり色を乗せるよう心がけた。作品コメントシンプルな配置だが、素材の違いを認識し、それが活きるような構成を考え出している。ハンドタオルは、透明な豆鉢越しの部分と、直接見える部分をつくり、積極的に難しい状況を採り入れている。空気を含んだ素材の特徴がよく表現されていて、しっかりと自身が目にしているものを実現するための技術を持っている。いるかどうか。●観察に基づきながら、独自の視点で構成を生み出すことができているかどうか。●自分自身の考えを表現するための、基礎的なデッサン力を身につけているかどうか。●自分自身の考えを、しっかりと意識化し、テキストでも表現することができているかどうか。美術学科❷学力試験（学力試験の問題はP.20〜24をご参照ください）一般選抜（A日程）❶ 鉛筆デッサン ❶ 小論文 （❶はいずれか選択） 芸術文化専攻
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