入試ガイド・問題集2023
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アート・デザイン表現学科全領域共通67 ひとつひとつのモチーフの表情と、空間の双方を見せられる構図だ。形態把握力に安定感が感じられる。勢いのあるタッチでまとめているが、机に落ちる影の表現に見られるある種の単調さに結びついてしまっている。控えめな印象の構図であるが、モチーフが生み出す空間をうまく描けている。布の厚みや立体感に伴った明暗が表現できるとさらに良い。構図を大きく構え、迫力のある画面を作った。白に抜けていくトーンの幅を広げていけば、より説得力のある空間表現に繋がるだろう。形態把握に甘さは残っているが、陰影を丹念に追いかけ、質感に迫ろうとしている。瓶の口や紙袋の持ち手などの細かなところはよく観察し描けているが、布や紙袋本体の表情が引き出せていない点が気になる。配置構成によってモチーフの特徴を引き出す工夫がほしいところである。【ヒーリング表現領域】鉛筆デッサン 採点ポイント ★モチーフをよく観察し、形態、質感、色調などが的確に表現出来ているか ★モチーフの構成、配置等、バランスよく表現出来ているか★モチーフが置かれた空間(奥行き、高さ、広がり)が感じられる表現となっているかこれらの要素を総合して評価する。【ファッションテキスタイル表現領域】鉛筆デッサン 採点ポイント●モチーフをよく観察し、形態、質感、色調などが的確に表現できているか ●モチーフの構成、配置等、バランスよく表現できているか●モチーフが置かれた空間(奥行き、高さ、広がり)が感じられる表現となっているか【アートプロデュース表現領域】 鉛筆デッサン 採点ポイント鉛筆デッサンの受験者がいなかったため、掲載していません

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