子どもたちに美術に対する興味を持ってもらうため、視覚的錯覚の心理学や絵画の心理学を学び、実際に子どもたちを対象としたワークショップを地域のイベントや施設で行います。授業と実践を通して、効果的な美術の授業やワークショップとなるような教材の開発、指導の方法に関する知識、技能を身につけます。基礎的な道具や知識、透明水彩絵の具の技法の指導を受け、前半は自分の手や花といった小作品の制作に取り組みます。水彩に慣れた後半では大型のモチーフや着衣モデルでの人物の制作を行います。その他にも風景画の描き方など、水彩の基礎から応用までを習得できる授業です。この授業ではいわば線である繊維素材を面へ、そして立体へとつなぐ広義のバスケタリー作品の制作に取り組みます。素材研究、既存作品の造形意図の洗い出し、構造の理解と実験を行うことで、素材と構造の両面から表現を学び、自分の作品のテーマ設定を行います。3年次の後期から卒業制作を行う専攻を選択し、洋画、版画、日本画、立体アート、美術教育でそれぞれのテーマによる制作に取り組みます。自己の作品テーマに関する構想を深め、素材や表現技法の研究を重ね、4年間の集大成となる作品を仕上げます。ワークショップ(実践授業)水彩画(1年次)バスケタリー(2年次)卒業制作(4年次)099
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