大学案内2023
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たくさんの選択肢が、自分の視野を広げてくれる。作家志望というわけではないけれど、美術が好きで、美術を学びたい。受験を控え大学選びに迷っていた時、パンフレットで見かけた芸術文化専攻に興味を持ちました。美大入学=作家志望と無意識に決めつけていた私にとって、芸術文化専攻はその狭い視野を広げてくれるような存在でした。興味のあった海外研修やグローバルな授業があることも、進学の決め手になりました。実際に入学すると、想像以上に多くの選択肢が用意されていることに驚きました。芸術文化専攻は座学が中心の専攻ですが、デザインや工芸など他学科の授業も取れますし、実技や制作の機会もあります。こうした授業を通じて、鑑賞者の立場だけでなく制作者の立場から作品を見られるようになるのは大きいですね。また、展覧会企画を他国の提携大学と共同で行うプロジェクトは、世界とのつながりをより実感することができるもの。たくさんの選択肢のなかから、やりたいことを少しずつ絞っていけるのが芸術文化専攻の魅力だと思います。個性的でエネルギッシュな友人たちに刺激をもらって。芸術文化専攻では2年次からゼミに所属します。6つのゼミのなかから主専攻と副専攻を1つずつ選び学びを深めていきますが、私の場合は西洋美術を主専攻、色彩学を副専攻として学んでいます。特に色彩はあらゆる美術につながるものなので、主専攻をより深めることにも役立っています。個人的に色彩検定の取得をめざしていて、授業はもちろんですが、資格や検定の取得をサポートする講座も充実しているおかげで勉強がうまく進んでいます。ここで学んでいる学生は、みんな個性的でエネルギッシュ。自分の好きなものや、「こうしたい」という軸がしっかりしている人が多いです。そんななかで過ごしていると、自分も突き動かされるように、いつの間にか「私らしく」歩めています。芸術文化専攻 3年 納富美玲那さん研究を通じて教養を高めるだけでなく作り手視点やグローバル視点も培えるカリキュラム。109

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