1234年次年次年次年次染・織・刺繍・陶・ガラスの5つの素材に触れることからスタートし、伝統に根ざした技術と知識を学び、自由で独創的な造形を体得することで、多様な発想を形へと表現していける力をつけていきます。工芸には、先人たちが築いてきた手しごとの技術と精神が息づいています。次世代の工芸の担い手にとって伝統の継承と現代の創作は両輪です。素材から作り出し、自らの手で根気よく形にしていくことを通して、創作を日々とする創り手を育てていきます。5つの素材の性質を学ぶ。2コースにわかれ専門性を高める。5分野にわかれ高い意識で創作に臨む。プロとして活動できる力を身につける。染、織、刺繍、陶、ガラス。5つの分野の素材に触れながら、その特徴を理解していく1年次。これらの素材を使用した制作は、一貫してひとりで手がけます。それによって、色彩、形態、質感といった素材の性質を生かしながら表現する術を身につけていきます。「テキスタイル」と「陶・ガラス」、いずれかのコースを選び、専門性を高めます。テキスタイルコースでは、染・織・刺繍の伝統技法を習得。陶・ガラスコースでは土やガラスの造形の基礎と応用を学びます。また、伝統的な技術を現代の創作に生かす術も模索していきます。「染」「織」「刺繍」「陶」「ガラス」の5分野にわかれ、さらに専門性を高めます。時間をかけて知識と技術を積み重ねながら、ひとつの分野でより深い創作を実践。作家、デザイナーとしての意識を高め、4年次の卒業制作に向けて、自己表現の術を確立していきます。社会と接点を持てる作品を生み出す力、そして作家として活動していく能力を身につけていく4年次。卒業制作では高い専門性を持った複数の教員が、さまざまな視点から指導を行います。多様なものの見方に触れ、自由で新しい表現を展開する術を見いだしていきます。伝統の継承と現代の創作を両輪に。151○教育目標 伝統工芸から現代アートまで、時代に即した創作への発想力と表現力を身につけ、専門的な知識や高い技術力を備え、幅広く新しい視点で工芸を捉えることができる人材の育成を教育目標とする。 ○カリキュラム・ポリシー 1年次は染・織・刺繍・陶・ガラスの五分野の体験を通して、工芸素材の特性を理解する。2年次はテキスタイルコース、陶・ガラスコースに分かれ、専門的な技術・技法を習得し、素材への理解を深め、応用力・ 表現力を高める。3年次からは5つの分野に分かれ、専門性を高め、幅広く深い創作活動を展開していく。4年次はそれまでに習得した専門知識と技術を基に、独自の発想により集大成としての卒業作品を制作する。卒業作品は、公の場で発表し、その成果を社会に問う。
元のページ ../index.html#153