1234年次年次年次年次一般的な医療空間に風景や動物などの壁画を施すことで、温かい癒しの空間へと変える「ヒーリングアート」から発展した本領域。現代社会に求められる「癒し」をアートとデザインの両面から考察します。キャラクター、絵本、ぬいぐるみ、壁画、空間デザイン、アート・ワークショップなどの技法を学び、医療機関や福祉施設などとのコラボレーションも実施します。癒しを目的にアート・デザインを活用し、多様性が認められ誰もが暮らしやすい社会づくりへの提案・表現ができる人材を育てます。「癒し」の本質を見つけ、基礎力を養う。視野と表現の幅を広げ、「癒し」を考える。社会の課題と「癒し」をつなげ、応える力を培う。提案力を高め、社会へとはばたく力を身につける。前期はコンピュータグラフィックス、絵画、立体、工芸の基礎的な技術を身につけます。後期は、キャラクターデザイン、壁画技法による平面表現、木を素材とした立体表現、社会問題の改善のために多様性を受け入れることを目的としたアート・ワークショップへと展開していきます。グラフィックデザイン、壁画制作を実践的に学びます。新たに空間デザイン、絵本制作の基礎と装丁技法を習得します。さらに、アート・デザイン表現学科にある他の領域との合同授業を通じ、視野と表現の幅を広げていきます。各々の個性、視点、技術から「癒し」とは何かを考えます。平面表現(キャラクターデザイン、絵本、壁画)と立体表現(パッケージデザイン、おもちゃのデザイン、ぬいぐるみ)から選択し独自の表現力を追求します。また、学外組織との協働プロジェクトを通じて、アート・デザインの役割を肌で感じ、実践的に社会の課題に応える力を培います。アートやデザインの役割を考え、自らの活かし方を模索します。社会を見つめ「癒し」を目的とするテーマ設定力、提案・企画力、プレゼンテーション力を磨き、専門実技を通じて作品の質を高め、社会へとはばたく力をつけます。そして、4年間の集大成となる卒業制作を完成させます。「癒し」を目的にデザインとアートを追究する。175○教育目標 ヒーリングや福祉を目的としながら、専門的な理論、知識と技術、独自の発想力と創造力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身につけ、各自の得意な表現を活かして質の高い作品づくりができる人材、公共空間でのヒーリング・アート、ヒーリング・デザインのコーディネイトができる企画力を持った人材、アートワークショップの実践能力を身につけた人材の育成を教育目標とする。 ○カリキュラム・ポリシー 1年次では、平面素材・ 立体素材の表現、キャラクター表現の基礎を徹底して学び、またワークショップを通して、ソーシャル・インクルージョンの考えを学ぶと同時に、コミュニケーション能力と問題解決の手法を習得する。2年次は、空間デザイン、コンピュータグラフィック、壁画制作技法、絵本創作の基礎、装丁技法の実習から創作表現の基本を身につけていくと同時に、ヒーリングについて各自が独自の視点とテーマを持って学習を進める。3年次は、学外の様々なプロジェクトに実際に取組むことにより、社会との連携を実践的に学ぶ。グラフィック表現(キャラクターデザイン、絵本創作、壁画制作)と立体表現(形態表現、子供の道具、おもちゃのデザイン、ぬいぐるみ)の実技を選択し、そこから専門性を深めていく。4年次は、グラフィック表現と立体・空間表現、ユニバーサルデザイン、ユニバーサルアート、アートワークショップをベースとした専門実技を各自選択し、プレゼンテーション能力を高めるための発表会を重ね、自己の専門性を高め、研究を追求する。ゼミ形式による卒業制作に取組み、4年間の学びの集大成として、独自のテーマに基づく研究成果の発表を行う。
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