大学案内2023
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1234年次年次年次年次人の心を豊かにするアート的な思考を、ファッションデザインに生かすトレーニングを実践する本領域。糸を紡ぎ、布を織り、染め、テキスタイルを生み出すことはもちろん、衣服の企画からデザイン、実制作まですべてを網羅しています。1900年の創立以来、女性のための美術大学として衣服教育を行い、たしかな技術を次世代へと継承してきた本学。その歴史に学び、自らの感性を生かした創作に携わる女性を育成します。テキスタイルとファッションの基礎を学ぶ。アートとしての衣服を意識する。衣服に込めたメッセージを明確化する。「個性」と「社会のニーズ」の接点を探る。生活に密着した繊維製品に用いられる基礎的な染織・加工技術の学びから、さまざまな素材の色と質感を体験します。また、イメージを形にするために欠かせない、衣服の設計方法や製図も習得。オリジナルのテキスタイルで衣服をつくり、ファッションへの関心を高めていきます。素材、色、形の基礎的な知識と技術を身につける2年次。空間や場を意識しながら、衣服やアクセサリーを制作します。また、身体表現にも意識を向け、効果的な発表方法を探究。コンセプトやテーマに考えを巡らせ、自分の作品に最高の舞台を与える術を体得します。表現力と技術の両方を高める3年次。コンセプトの立案、企画、制作、パフォーマンスをともなう発表までをひとりで手がけることで、衣服を通して伝えたいメッセージを明確化。地域社会や企業との連携プロジェクトにも参加し、実践的な活動も展開します。創り手としての個性を意識しながら、「社会と衣服の関係」「衣服による社会貢献」をテーマに作品を制作。個性を発揮しながらも社会のニーズに応える術を模索します。また、これまでに得た経験の集大成として卒業制作に臨み、社会に向けて発信します。ファッションとアートの交わる場所。185○教育目標 企画から制作、効果的なプレゼンテーションができる力を養い、企業との連携や、人と触れ合うフィールドワークなどの体験を通して、実社会の中でアートとデザインが果たす役割や価値を学ぶことを通して、女性の感性を生かしたアートとデザインを追求するプロフェッショナルな人材の育成を教育目標とする。○カリキュラム・ポリシー 1年次は、衣服表現に必要な天然の繊維と染料による素材制作や衣服制作の基礎知識と技術を学ぶ。2年次は、ファッションテキスタイルとしての専門領域の基礎知識と技術を習得する。「場と衣」をテーマに身体・衣服との関係を追究し作品制作を行う。また、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を高め、効果的な演出・構成を目指した発表を行う。3年次は、ファッション+テキスタイルの応用の演習および実習を行うことにより、考える力を引き出すとともに、高度な表現技術を習得し、各自のテーマの専門性を深めていく。地域社会、企業等のコラボレーションやプロジェクトに参加し、社会との実践的な活動を行う。4年次は、各自の専門性、可能性を追求した作品制作及び企業や外部とのコラボレーションやプロジェクト、ワークショップの活動に取り組み、4年間の集大成として研究成果の発表を行う。

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