大学案内2023
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Itinervew209松山牛山大学ではどんな学びが印象に残っていますか?松本デザイナーが「上流から関われる」仕事というと、「0→1」と言われることがよくありますが、社会に出てみると、世の中のデザインの大半は、1あるものに対してどういう風に100にするかという仕事が多い。例えば企業のお仕事でも、すでにあるブランドの新しいパッケージを考えたり、商品の魅力をどんな風に伝えるかを検討したりとか。だからその経験を在学中にさせてもらえたのはありがたかったですね。ルネサスエレクトロニクスという半導体メーカーと一緒に行ったプロジェクトで、入社1年目のエンジニア4〜5人と女子美の学生が4〜5人で1つのチームになって、半導体を使ったプロダクトを作るという内容でした。分野も違えば、普段考えていることもまったく違う方々とどうコミュニケーションを取りながら課題を解決していくか。とても勉強になりましたね。異分野の方と関わることで、学生たちも学びが多かった授業だと思います。しかも、デザインとは対極とも言える技術系。あえて難しいところを狙ったコラボレーションでした。松本松本博子 教授女子美術大学卒業。東芝デザインセンターにて30年に渡り、デザイナー、デザインディレクターとして従事。2012年より女子美術大学教授に着任。多数の産官学連携プロジェクトに取り組み、学生の課題解決力、実装力を育成。共創デザイン学科(仮称) 学科長に就任予定。松山美欧2016年女子美術大学卒業。デザイン会社、クリエイティブエージェンシーと幅広い媒体のデザインを経験し、現在はスタートアップ企業のデザインからブランド構築、経営サポートにも従事。牛山明日香2019年女子美術大学卒業。荏原環境プラント(株)にて環境プラントの企画提案やポンプの製品デザイン、UIデザイン、プロモーションデザインなど幅広い領域でデザインの力を発揮。このページは新学科のホームページに掲載しているインタビューからの抜粋です。続きはこちらのページからどうぞ。 https://co-lab.joshibi.net/552/卒業生が語る、大学での学びと共創の場とは松本博子 教授(共創デザイン学科長就任予定)× '16卒業 松山美欧×'19卒業 牛山明日香「誰かと一緒なら、1を100にもできる。」

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