大学案内2023
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大学院美術研究科学生作品216立体芸術増井 萌 「3angleの鏡にうつる1self」樟、彩色/H1450×W1600×D800mm三面鏡と3人の人間が融合した形。テーマは“客観視”。三面鏡は、自分の正面の姿だけでなく様々な角度の姿が確認できるものであるが、本作は3人の人間の視点を映し出す鏡である。つまり、客観視することを擬似体験できる“客観視装置”のようなもの。私は、多角的な視点を受け入れることが、本当の自分を認識できる手段であると考えている。メディア 蘭 欣蔚 「小児喘息を患う子どものためのAR絵本&インタラクティブ空間コンテンツ」紙、絵本、センサー、投影、スチレンボード、インタラクティブ/4点「赤いタンポポちゃん」と題したAR絵本&インタラクティブ空間コンテンツは、小児喘息を患う子どもさんとご家族を対象とし、心身の健康管理、喘息という疾患への理解を目的とした作品である。小児喘息は治療期間が長く、喘息の親子に心身の大きな負担となる。喘息患者は正しい健康管理が大切で、自然治癒の可能性もある病気と知った。そこで、喘息についての理解、日常の健康管理、ストレス発散等を考えた上で、AR絵本とインタラクティブ空間の2つを組み合わせた作品の制作を行った。

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