大学案内2023
89/348

1234年次年次年次年次従来の彫刻の枠を超え、多種多様な素材の魅力を引き出し、自由で新しい空間芸術に挑戦する本専攻。粘土・木・石・金属はもちろん、紙やフェルトなどの繊維素材も扱い、手に触れたときの感覚を大切にしながら、自分の思いを表現する最適な手法を模索します。ひとつの材料を掘り下げるのも自由。さまざまな素材に手を伸ばすのも自由。素材を自在に扱える専門的な技術を養い、高い表現力を育んでいきます。5つの基本素材の扱い方を学ぶ。さまざまな素材を体感し表現の幅を広げる。ひとつの素材を選び専門性を高める。作家としての核を築き社会へと発信する。立体造形の基本である「粘土」「紙」「木」「石」「金属」への理解を深め、基本的な扱い方を学びます。同時に、粘土でレリーフ(浮き彫り)、頭像、トルソーなどをかたちづくり、基礎的な造形力を磨きます。デッサンなどを重ねながら、立体を観る目も養っていきます。基本の5素材に加え、天然繊維や化学繊維などさまざまな素材を実際に加工して作品をつくり、表現力や造形力に磨きをかけます。多様な素材・表現方法を知るなかで、自分が好きなもの、表現したいものを見つめ、自らに適した素材を探ります。「粘土」「紙」「木」「石」「金属」の中から、自らの表現にふさわしい素材をひとつ選択。素材について深く探究し、自在にかたちをつくる技術をさらに磨きます。あわせて自己との対話、教員との対話を通じて自分らしい表現を模索。自身の方向性を少しずつ定めていきます。4年間の集大成となる卒業制作を手がけます。自由度の高い制作を経験することは、作家としての立ち位置を明確にし、作品をつくり続けていく原動力にもなります。ひとりの作家として核となるものを築き、社会へ発信していきます。多種多様な素材で挑む新しい立体アート。087○教育目標 芸術の本質を見据え、彫刻という枠と従来の素材・様式などにとらわれない独創的な造形表現を追求し、立体造形に関する専門的な知識や高度な技術の上に、豊かな感性と深い洞察力を有する人材の育成を教育目標とする。 ○カリキュラム・ポリシー 1・2年次は立体造形で必要となる専門的な知識・技術における基礎的な理解を深める。3年次からは粘土・紙・木・石・金属等の中から各自が志望する素材を基に、専門性を高め、自己の表現を模索する。4年次はそれまでに習得した専門知識と技術をもって独自の造形性を探求し、集大成としての卒業作品を制作する。

元のページ  ../index.html#89

このブックを見る