1234年次年次年次年次絵画、立体造形、工芸、デザイン、映像メディア。これら幅広い領域の知識と技能を習得し、「実技の総合力」を備えた美術教員を輩出している本専攻。同時に美術理論、美術教育理論、心理学などの知識、多様な実践教育を通じ実践的指導力も身につけます。美術の裾野は、次世代に対する美術教育から広がっていくもの。美術に対する探究心を呼び起こし、つくること、描くことの喜びを伝えられる人材を養成します。美術全般の基礎力を高める。実技と理論の専門性を磨く。作家・指導者として専門性と個性を追求する。作家性と指導者としての能力両方を突き詰める。水彩画やデッサンの実習を通じて、美術教員に欠かせない基礎的な描写力と構成力を身につけます。さらに、油彩画、日本画、デザイン、工芸などの専門的な技能も習得。実技力と知識、両方を養いながら、質の高い美術教育を実践するための素地を整えます。1年次で身につけた基礎的な技術を土台に、油彩画、版画、彫刻などに取り組み表現力を高めます。美術教員に欠かせない教育理論、教育心理学などの知識を得ていくのもこの年次から。美術教員への道をより意識しながら、実技と理論、両方の専門性を高めていきます。油彩画、日本画、版画、彫刻の中からひとつを選び、より専門的で自分らしい表現を追求。ひとりの作家としての表現力を磨きます。また、教育現場で役立てられる知識として、美術教育論や美術史、造形理論なども習得。教員採用試験対策も本格的に行います。これまでに身につけたことの集大成となる作品を制作します。ここで作家活動に打ち込む経験を得ることは、美術教員として「創作の楽しみや喜び」を伝えていく原動力になります。また、2週間にわたる教育実習により、指導教員のもとで実践的な教授法を身につけます。つくる喜びを育む美術教員になる。097○教育目標 絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術史・美術理論に関する幅広い知識と技術を兼ね備え、美術教育で社会に広く貢献できる人材の育成を教育目標とする。 ○カリキュラム・ポリシー 1年次から3年次の前半にかけて、絵画、彫刻、デザイン、工芸のそれぞれの領域における作品制作に取り組み、基礎的な知識と技術・手法を幅広く学ぶ。その際、自専攻の課題のみならず、学科内他専攻および他学科の課題を体験することで、絵画、 彫刻、デザイン、工芸のそれぞれの領域における表現方法や知識に触れ、技術・手法を深める。2年次からは、美術教育・美術理論のゼミに所属し、美術教育および美術による社会への貢献について理解を深め、美術教育に関する専門性を高めていく。3・4年次では、絵画、彫刻、デザイン、工芸の中から各自が志望する領域について、専門性を高め、自己の表現を模索する。4年次では、専門的知識と技術を習熟し、習得した幅広い教養と知識、技術の総まとめとして、自己の表現活動を卒業制作または卒業論文の形にまとめ上げる。
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