『こんなに日本の文化に関心がある人がいるのか!と直接知る事ができ、改めて「文化」は国境を越えるのだと実感できました』(長谷川)『今の時代のアーティストの作品にコメントすることが初めてで、自分のコメントはアーティストにとって正しい解釈かどうか気になった。振り返ると良い経験になったなと思う』(浅村)『今まで作品について自分の感じたことを自分の中でまとめるということはしてきていたが、製作者の意図を考えて言葉に表し、文字にして読んでもらうということはあまり経験がなかったので、かなり緊張した』(深川)「イギリスのバレンタインデー」「イギリスファッション」「日英文化交流会」が印象に残ったと答えた人が半数以上いました。他にも、元々持っていた関心や興味から、イギリス文化に関連するセクションは印象的だったようです。反対に、ラフバラ大学の学生が日本文化に興味を抱いてくれたことに対する嬉しさや、国境を超えて同じ趣味を持つ者と交流した感慨を理由に「日英文化交流会」を印象に残ったセクションに挙げる学生もいました。また「日本文化紹介」や「キュレーター・コメントのプレゼンテーション」といったセクションに際して行われた「プレゼンテーション練習」が有意義であったという意見も寄せられました。ラフバラ大学との授業を通して身についたと思うものはなんですか?芸術文化専攻3年生を対象に、ポストカードプロジェクトおよびラフバラ大学オンライン授業に関するアンケートをとりました。Q1の結果同様、イギリス文化への理解・関心が高まったと感じた学生が多くいました。また「プレゼンテーション練習」を通して、とりわけプレゼンテーション中の表情や要点を明確に伝える構成力が身についたと思われます。ラフバラ大学との授業で印象に残ったセクションは何ですか?キュレーター・コメントがアーティストの意に沿っているものなのか不安に思った学生が多かったようです。しかし、キュレーションを通して新たな知見を広めた、良い経験となったといった意見は多数寄せられました。強く伝わってきた意見は「現地で直接交流をしたかった」というものです。また、英語でのコミュニケーションに難を感じていた学生も多く見受けられました。キュレーションを担当したことで感じたことは何でしょうか?ラフバラ大学との授業に際して、悔やまれる点はありますか?アンケートから得られた学生の声
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