入試ガイド・問題集2024
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50「快」「不快」と芸術の関係について、600字程度で自由に述べなさい。小論文問題1「僕の芸術は貧しい人々の幸福のために捧げられなくてはならない。」というベートーヴェンの言葉を自由に解釈し、自分の見解を1,000字程度で自由に述べなさい。小論文問題2(2024年4月、国際芸術文化専攻に名称変更)一般選抜(B日程)/特別選抜(外国人留学生2次募集)❶ 小論文 2時間 1600字程度 ❶学力 大学入学共通テストの結果、最も得点の高い1科目を使用 (❶はいずれか選択) ※注意 1.解答用紙は横書きで用いること。2.白紙(B4、1枚)は下書き用に使うこと。3.辞書の使用は出来ません。出題意図 好き、嫌いという根源的な感情と、芸術表現との関係をどのように捉えているのか、比較的限られた文字数で、簡潔に表現できるような考えを抱いているかどうかを確認するために出題した。またそれが、自身の考えや、経験に基づくなど、揺るぎないものとして抱いているか、あるいは逆に、常に揺らいでいるものとして捉えているかなど、自分自身の立ち位置を明確に意識することができているかどうかについても確認した。採点ポイント自分自身の考えを明確に、簡潔に示すことができているかどうかを採点のポイントとした。またその際、自身がどのような立ち位置でそれを発言しているのか、意識していることができているかどうかについても評価した。単なる課題いとしての取り組みではなく、日頃から抱いている想いがあるのかどうか、またそれを言語化してきた経験があるかどうかについても、テキストから評価した。面接(美術学科共通の面接試験を行う)本専攻を志望した理由を通して、何について学びたいのか、どのような対象に興味を持っているのかなど、簡潔明瞭に示すことができるかどうかを確認した。また、歴史や美術,社会情勢などの関連分野における知識についても確認した。加えて、対話によって、自身の考えを的確に伝えることが出来るような言語表現力、コミュニケーション力を持ち合わせているかどうかについても評価した。出題意図 芸術表現は、社会と隔絶された実践ではなく、社会のなかで行われる、社会自体に影響を及ぼす実践であるという意識が高まりつつある。ベートーヴェンという、18-19世紀に活躍した音楽家の言葉を、今日の芸術、文化の動向と結びつけて考察することができるかを確認するために出題した。またその際、自身の考えを表明するために、充分な知識、語彙力、論理性をそなえているかどうかについても確認したいと考えた。採点ポイントこ歴史上の人物の言葉を、今日の社会、そして自分自身と関連づけて論じることができているかどうかを評価のポイントとした。また、自分自身の言葉として、実感のあるものとして受け取れるかどうかについても採点ポイントとした。また、出題意図でも触れた、知識、語彙力、論理性についても、テキスト表現の基礎として、保持しているかどうかを評価の対象とした。美術学科芸術文化専攻❷ 面接

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