デザイン・工芸学科プロダクトデザイン専攻環境デザイン専攻問題55与えられたモチーフを自由に配置し、鉛筆で画用紙ボードにデッサンしなさい。〈モチーフ〉１個1.計量カップ 2.ホコリ取りブラシ １個 3.ポリ袋スタンド １個１枚4.もめん布 出題意図 環境デザイン専攻では、形態・構造・質感をとらえる観察力、意図を表現する構成力、さらに、色彩感覚、伝達能力などの資質があるかを重視して評価を行う。日常生活や自然界に存在するものを日頃からよく観察し、構成して表現する能力を、入学前にどれほど習得しているか見極めることを本試験の目的とする。木製ブラシとポリ袋スタンドの配置で奥行き感を出しており、空間の広がりが感じられる。軽量カップの透明感の描写にやや弱さを感じるが、それぞれの形状や材質感、色調はよく描写されている。構成力と描写力に優れた秀作である。各モチーフの形態の特性はよく描写されているが、配置が単調になっているため空間性が感じられないのが残念である。色調もやや単調なので、材質感をもう少し丁寧に描写することが必要である。採点ポイント卓上での構成デッサンである。出題意図をよく理解した上で、豊かな発想と独創的な構成力でバランスの良い配置を行い描写する。それぞれのモチーフの形態、素材感や色彩を観察理解し、光と影をとらえて表現する描写力と構成力を評価する。さまざまなモチーフの特徴をよく理解し、意図をもって、その特徴を活かした構成を行い表現すること。それぞれのモチーフに方向性を付けて奥行きを感じさせた巧みな配置である。布地の動きも感じられ、全体構成のバランスの良さを感じる。材質感や光と影の描写もしっかりできており描写力に優れた作品である。各モチーフの形態の特徴を捉えてそれぞれを巧みに絡ませた構成になっており空間性を感じる。それぞれの形態はよく描写されているが、材料感や陰影をもう少し丁寧に描写して欲しかった。デザイン・工芸学科❷ 学力試験（学力試験の問題はP.12〜16をご参照ください）一般選抜（A日程）❶ 鉛筆デッサン ４時間 B3ボード（画用紙） 環境デザイン専攻
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