デザイン・工芸学科全専攻共通/アート・デザイン表現学科問題鉛筆デッサン全領域共通 59与えられたモチーフ全てを机上内に配置し、鉛筆デッサンしなさい。※注意 1.画面は横位置で使用してください。 2.モチーフは、もとの形状がはっきり分かる範囲内で自由に扱ってかまいません。〈モチーフ〉1.ペーパーコースター 2.木球(ブナ材、穴あき) 3.靴ひも(黒) 8枚1個1組大きく切り取られた構図が印象的な作品。ただ構図の左右どちらも切れているので不安定感がある。質感の描き分けが繊細な色調によって表現されている。重なり並べられたコースターと床面の奥行きがより表現されていれば良かった。余白をうまく使った構図で、強弱のある色調によって奥行きがうまく表現できている。手前のコースターと紐の色調を丁寧に描写できれば更に良い作品となる。ファッションテキスタイル表現領域・アートプロデュース表現領域ファッションテキスタイル表現領域は、2024年4月よりファッション表現領域に名称変更アートプロデュース表現領域は、2024年4月よりクリエイティブ・プロデュース表現領域に名称変更モチーフの素材特性をうまく使った構成で構図の安定感も良い。異なる質感をタッチの描き分けによって表現できている。色調の幅が広く見やすい作品になっている。床面の表現をもう少し丁寧に描けていれば更に良かった。モチーフの構成に工夫が見られ、空間を伸びやかに使っている構図が面白く目を惹く作品。紐や木球の表現に比べてコースターの表現が説明的になりすぎている。出題意図 鉛筆デッサン(アート・デザイン表現学科共通)個別に与えられたモチーフを条件内で、自由に配置・構成して描写する鉛筆デッサン課題。表現者としての基礎力となる観察力・構成力・空間のバランス感覚等の総合的な描写表現力を確認する実技課題。4つの領域共通の実技問題だが、それぞれの領域で専門に学ぶ教育内容や育成する人材の方向性が異なるため、採点の際、領域によって重点を置くポイントが異なる。一般選抜(A日程)アート・デザイン表現学科❷ 学力試験(学力試験の問題はP.12〜16をご参照ください)【メディア表現領域/ヒーリング表現領域/ファッションテキスタイル表現領域】❶ 鉛筆デッサン 3時間30分 B3ボード(シリウス紙) 【メディア表現領域】 鉛筆デッサン 採点ポイントモチーフの材質感や空間感などが描画できているかどうかを、画面の構成力とともに評価する。全領域共通メディア表現領域・ヒーリング表現領域
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