入試ガイド・問題集2024
63/86

アート・デザイン表現学科  全領域共通問題文章表現問題鉛筆デッサン61与えられたモチーフ全てを机上内に配置し、鉛筆デッサンしなさい。※注意 1.画面は横位置で使用してください。    2.モチーフは、もとの形状がはっきり分かる範囲内で自由に扱ってかまいません。〈モチーフ〉1.ペーパーコースター 2.木球(ブナ材、穴あき) 3.靴紐(黒) 繊細且つ力強い鉛筆の筆感が心地よい作品になっている。画面全体を使って構成し、それぞれのモチーフの質感の違いがよく表現されていて、触感や重量まで感じ取ることができる。モチーフごとの陰影の表現にも注目した。鉛筆の筆圧を活かしてモチーフの質感を丁寧に表現している。靴紐で重ねたモチーフをぐるりと囲い安定感のある構成になっている。それぞれの距離感も良い。大らかな作品になっている。8枚1本1組アートプロデュース表現領域のみ選択可この写真は、とある国の、とある村につくられた集会所です。どのような人々が集まり、何について話し合いをしているのかを想像し、創作した物語を、1,200字以内で書きなさい。2時間  出題意図 鉛筆デッサン(アート・デザイン表現学科共通)個別に与えられたモチーフを条件内で、自由に配置・構成して描写する鉛筆デッサン課題。表現者としての基礎力となる観察力・構成力・空間のバランス感覚等の総合的な描写表現力を確認する実技課題。4つの領域共通の実技問題だが、それぞれの領域で専門に学ぶ教育内容や育成する人材の方向性が異なるため、採点の際、領域によって重点を置くポイントが異なる。出題意図 写真の中に読みとれる物語を、自分自身の平易な言葉で文学的に語ることができるかどうか、その想像力と表現力を見る。歴史上の事実や学問的な視点ではなく、見る側や読み手の立場に立ち、自由な発想で、情感豊かに表現できる感性を評価する。靴紐を活かし、それぞれのモチーフを繋いだバランスの良い画面構成ができている。配置したモチーフの距離感も良い。モチーフの質感も良く表現されていて繊細な鉛筆の柔らかさを活かした伸び伸びとした作品になっている。コースターの素材に着目して他のモチーフと組み合わせたバリエーション豊かな画面になっている。モチーフの質感も良く表現されている。モチーフの配置にややバランスの弱さはあるものの発想力に注目をした。【アートプロデュース表現領域】 ❶ 鉛筆デッサン 3時間30分 B3ボード(シリウス紙)  ❷学力試験(学力試験の問題はP.12〜16をご参照ください)❶ 文章表現 (❶はいずれか選択)【アートプロデュース表現領域】 鉛筆デッサン 採点ポイント●画面の中にそれぞれのモチーフの大きさと配置を考えて、バランスの良い構成をしているか ●それぞれの基本的な形を捉えるとともに、モチーフ間の空間を表現しているか●鉛筆の特性を活かして、それぞれのモチーフの質感を表現しているか

元のページ  ../index.html#63

このブックを見る