入試ガイド・問題集2024
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アート・デザイン表現学科全領域共通63 安定感のあるモチーフ配置で、静的な画面となった。光の入り方に意識が向けられており、明るく抜けていく空間が感じられる。形態の把握は一定程度できているが、あと一歩、それぞれの質感に迫る描写を求めたい。複数の視点から描かれているところは残念であるが、布の配置を工夫することで空間を作り出そうとしている点、それぞれのモチーフを観察し表現しようとしている姿勢が感じられる。全体にモチーフを繋げて、安定感のある画面構成をしている。それぞれのモチーフの質感を触感や重さまで感じ取れる表現ができている。鉛筆の特性を生かした温かい作品になっている。モチーフの特徴を活かした構成によってバランスの良い安定した構図となっている。モチーフそれぞれの質感を描ききれていないが、質量が感じられるデッサンとなっている。【ヒーリング表現領域】鉛筆デッサン 採点ポイント ●モチーフをよく観察し、形態、質感、色調などが的確に表現出来ているか ●モチーフの構成、配置等、バランスよく表現出来ているか●モチーフが置かれた空間(奥行き、高さ、広がり)が感じられる表現となっているかこれらの要素を総合して評価する。【ファッションテキスタイル表現領域】鉛筆デッサン 採点ポイント●モチーフをよく観察し、形態、質感、色調などが的確に表現できているか ●モチーフの構成、配置等、バランスよく表現できているか●モチーフが置かれた空間(奥行き、高さ、広がり)が感じられる表現となっているか【アートプロデュース表現領域】 鉛筆デッサン 採点ポイント●画面の中にそれぞれのモチーフの大きさと配置を考えて、バランスの良い構成をしているか ●それぞれの基本的な形を捉えるとともに、モチーフ間の空間を表現しているか●鉛筆の特性を活かして、それぞれのモチーフの質感を表現しているか

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