入試ガイド・問題集2024
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問題66タイトル:プラスチックレシピ回覧板で、気軽にプラスチック問題解決へ取り組もう!!【全体に対するコメント】生活者としてのリアルな視点を持ち、回覧板という既にあるインフラを用いて、地域の人と共に取り組むアイデアを評価した。また、 一人では解決しにくい問題であることを認識した上で、人々の知識を合わせて取り組んだ結果生まれる新たな住民間のコミュニケーション創出という点に着目している点も良い。生きる上で必要となる知識・人・環境等の資源を活用した地に足のついた提案である。2時間  【表現に対するコメント】文章だけでも十分伝わる内容であるが、イラストと添えられたキャラクターのセリフが提案内容をより魅力的なものにしている。ともすれば味気なくなりそうな仕組みの提案であるが、キャラクターによって発せられる日常会話が見る者の共感を高め、実現可能性を感じさせている。使い捨てプラスチックごみを減らすため、以下1から3について所定の用紙に図・イラスト・キーワード・文章など自由に用いて、表現しなさい。1.自分の生活の中でできる行動 2. 1をより楽しくするためのアイディア 3. 2を達成することによって実現する生活[参考]近年、プラスチックごみの及ぼす影響が注目されてます。海を漂うビニール袋やペットボトルキャップを海洋生物や海鳥が■と間違えて食べることにより引き起こされる種の減少や、マイクロプラスチックが食物連鎖に与える影響など、生態系を脅かしていることが明らかになっています。各国がプラスチック製品の規制に取り組む中、日本はプラスチック資源循環法を定めました。日本の企業も使い捨てプラスチック削減に向けた取り組みを始めていますが、2018年に発表された環境省資料によれば、2015年に調査された各国の1人あたりのプラスチック容器包装廃棄量から、日本の人口1人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量が、米国に次いで多かったことがわかっています。使い捨てストローやスプーンなどは紙や木の製品へ代替が進んでいますが、未だにプラスチック製品を望む人も多く、私達の意識改革にはもう少し時間がかかりそうです。出典H30. 環境省「海洋プラスチック問題について」P.2R4. 環境省 プラスチック資源循環法R1. 環境省 環境再生・資源循環局「プラスチックを取り巻く国内外の※注意 1.解答は別紙解答用紙に記入すること。(裏面使用不可)    2.カラーペン・色鉛筆は使用可(色数自由)状況」P.4 一般選抜(A日程)❶ 専門試験(伝達表現) 芸術学部共創デザイン学科❷ 学力試験(学力試験の問題はP.12〜16をご参照ください)

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