入試ガイド・問題集2024
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問題68タイトル:ゴミではなく思い出を増やす2時間  【全体に対するコメント】自分の手から離れてしまうリサイクルではなく、自分達でできるアップサイクルに繋げることで「体験」や「共有」といった行為に昇華させる視点を評価した。アプリの仕組みや実現性を説明できるとさらに良い。【表現に対するコメント】文字サイズのメリハリが少ないため情報量が多く見えるが、色の使い方と解答用紙を無駄なく使った見やすいレイアウトが良い。また、わかりやすい文章とイラストを用いてアイデアを表現したことで、見る側も楽しめる工夫がされている。出題意図 多様な領域の人々と共創して行くための基礎となる以下の力を見極めることを目的とする。①情報の整理・単純化及び構造化力②思考の論理的可視化力③相手に伝える情熱と表現力面接 ●志望理由が明確であるか●質問の意図を理解し、自分の意志を自分自身の言葉で表現できているか●共創デザイン学科の学びに意欲的か衣料ごみを減らすため、以下1から3について所定の用紙に図・イラスト・キーワード・文章など自由に用いて、表現しなさい。1.自分の生活の中でできる行動 2.1をより楽しくするためのアイディア 3.2を達成することによって実現する生活[参考]近年、ゴミを減らすために、リユース、リサイクルの動きが活発になっています。身近な取り組みとしては衣類のリサイクル活動が挙げられますが、国内におけるアパレル供給数は増加する一方で、衣服一枚あたりの価格は年々安くなり、経済規模は縮小気味です。傾向としては大量生産・大量消費が拡大しているとも言え、衣服のライフサイクルの短期化による大量廃棄への流れが懸念されます。2020年の日本の衣料廃棄物は年間50万トンを超えたと推計されてます。排出される衣料廃棄物の行方は繊維クズとしてウエスや半毛綿の原料になる、中古衣料品としてリユースされる、焼却埋め立ての3パターンになります。リユースについてはほとんどが海外に輸出されてきましたが、消費されなかった大量の服は輸出先で焼却され、新たな環境汚染となり問題になっています。リサイクルという言葉を使って、私たちは無駄な消費活動を正当化しているかもしれません。採点ポイント出題内容の主旨を理解した上で、課題を抽出し、自分なりの視点・解決策を導くことができるか。出典環境省 大臣官房総合政策課HP国民生活センター 2021年4月号【No.104】冊子 P.18 衣料廃棄物にNHK国際ニュースナビ 着られなくなった衣服の末路とは※注意 1.解答は別紙解答用紙に記入すること。(裏面使用不可)    2.カラーペン・色鉛筆は使用可(色数自由)ついて考える一般選抜(B日程)/特別選抜(外国人留学生2次募集)❶ 専門試験(伝達表現) 芸術学部共創デザイン学科❷ 面接

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