広報誌No.198_
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好きなことを尊重してもらえる環境で芸術学部美術学科日本画専攻 2015年3月卒業制作部地形デザイナー我が家のようなアトリエで過ごした楽しい時間空気感が心地いい会社どこか女子美と似ている穏やかな環境いる1-につけていきました。技術の習得のみにいます。日本画専攻で学んできた繊細 1-仕事を志すようになりました。ではどんな分野で?そのヒントになったのが、2年生の時に受けた粘土作品(頭像)を作る授業でした。そこで感じた「立体って楽しい!」という思いから、ゲーム系の3Dモデリングの仕事が選択肢に。ゲームそのものも、小さい頃から好きでしたので。その後、学内で行われる企業説明会にいくつか参加するうちに心が固まっていきました。今働いて説明会がきっかけです。任天堂のゲームを手がけているのはもちろんですが、楽しそうな社内の様子が伝わってきて惹かれました。とはいえ、入社時点ではモデリング用のツールはほぼ触ったことがなく、入社後の新人研修で基礎から応用までを身集中できる環境で、先輩方が優しく丁寧に教えてくださり、本当にありがたく貴重な時間だったと感じています。日本画とゲームとでは作り方はまったく違いますが、私が植物好きであることを尊重してくださり、大好きな植物系のモデルをよく担当させていただいてな色使いなどをうまく生かして制作しUPスタジオを知ったのも、学内たいと取り組んでいます。一方で、大学時代にはあまり意識したことのなかった「お客様の目線に立った工夫やデザイン」という視点は、就職活動や1-タジオでの仕事を通して手に入れることができた、私にとってすごく大切なもの。これからもお客様に楽しんでいただけることを第一に制作を行い、いろいろな種類の植物のモデルを任せていただけるデザイナーになりたいです。岩絵具の色や質感が好きで、自分で岩絵具を作れることにも惹かれて女子美の日本画専攻へ。大学時代はとにかく楽しかったですね。日本画のアトリエ内が我が家のような気持ちで、同じ専攻の友達とわいわい話しながら絵を描く。そんな日々を楽しんでいました。UPス就職活動では「ものづくりができる会社」を軸に志望先を探していくなかで、自然とゲーム業界に選択肢が絞れていきました。兄がいることもあり、子どもの頃から家にたくさんゲームがある環境で育ってきました。ファミコン、プレステ、ドリームキャスト……ほぼどんなゲーム機もあるくらいの家で(笑)。もちろん私もゲームが好きでしたし、ものづくりをするなら自分が好きな分野がいいなって思ったのです。何社か行きたい会社がありましたが、なかでも1-UPスタジオは老若男女に遊ばれている任天堂のゲーム開発に関われることが大きな魅力。また学内説明会の時に、作りかけだったポートフォリオを見て快くアドバイスをくださったり、1-UPスタジオが関わったゲームを一緒に遊ばせてもらったりもして、空気感がとても心地よかったことも、興味を持った理由の一つです。ザイナーとして、地形モデルの制作を担当しています。地形モデルというのは、基本的にはキャラクターが歩く地面全般のこと。そこには背景の建物や小物、木なども含まれており、キャラクター以外のほぼ全部といった感じですね。アート・デザインについても、当社では新人でもチャンスがあれば関われる環境があり、すごくやりがいがある職場だと感じています。また、職場全体で穏やかな雰囲気の人が多く、困った時は自然と助け合えるのもいいところ。仕事としてのスピード感は違えど、どことなく、女子美と似たような雰囲気があるなと個人的には感じています。そこに男子が加わった……みたいな感じでしょうか(笑)。ものづくりをしたいという思いで就職をし、実際にものづくりの楽しさを実感しながら仕事ができていることは、とても幸せです。世界中の人々の反応を楽しみのひとつに、これからも多くの商品に携わっていきたいです。UPスタジオでは、児玉と同じ地形デ髙屋 緑さん14Special ReportText 株式会社TURBAN Photo 渡辺一城

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