①②ドローイングセンターの取り組み女子美術大学では、『描く行為』に特化した専門的な技術と知識を多角的に研究し、実践的に社会に還元するための施設として相模原キャンパスにドローイングセンターを設置しています。本センターでは、授業の空き時間や放課後の時間を使って、自由にデッサン力を鍛えることができるほか、モデルのクロッキー会や企業・講師を招いてのハイブリットドローイング演習も企画しています。ここでは、2023年度のドローイングセンターの取り組みをピックアップしてご紹介します。Special Report15本学では、入学までの期間をより有意義に過ごしていただくために、総合型選抜・学校推薦型選抜（指定校制）の合格者を対象に、「入学前デッサン講座」を3日間で開催しています。この講座では、イーゼルの使い方、構図の取り方、エスキースの仕方、鉛筆の削り方や使い方など、デッサンの基礎を学びます。3日かけて「卓上構成デッサン」または「静物デッサン」を1枚仕上げ、講評会を行います。受講生は入学前から観察力や描写力が向上します。講座では、デッサンの技術だけでなく、入学後に学生が利用できるドローイングセンターという施設についても紹介します。また、講師と学生が自己紹介を通じて交流し、専攻を横断したコミュニケーションが生まれる場でもあります。6月22日、プロジェクト運用・イラストレーション・映像・WEB制作を通して、人々に「ワクワクとドキドキ」のエンターテイメントを提供する株式会社boxと、イラストレーターでモバイルゲーム『バンドリ！ガールズバンドパーティ！』の運営に携わっている信澤収さんによる特別講演会が開催されました。講演とワークショップの2部構成で行われました。前半の講演会では、株式会社box代表の大森さんと信澤さんの2人から、「プロとは何か」「プロのイラストレーターに求められている力」などの仕事のことから、在学中にやっておくべきことなどを学生に向けてお話いただきました。後半のワークショップでは、学生たちが事前に制作したオリジナルのイラストを信澤さんらプロのイラストレーターに添削してもらい、今後の制作に向けてのアドバイスをもらう機会をいただきました。憧れの信澤さんを前に、終始熱心に聴講している姿が印象的な特別講演会となりました。2023年4月入学者対象ハイブリッドドローイング演習ドローイングセンターWEBサイト『入学前デッサン講座』『プロイラストレーターの世界』
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