⑤③④Special Report9月27日に株式会社INEI・株式会社ワコムの協力のもと、コンセプトアーティストの第一人者である株式会社INEI代表取締役の富安健一郎さんによる特別講演会が開催されました。「実写版キングダムシリーズ」「ファイナルファンタジー11」などを代表作に持つ富安さんは、ゲームや映画だけでなく、都市開発、プロダクト開発などにもコンセプトアートを提供し続けています。講演会では、実際に制作されたコンセプトアートについて、Photoshopのレイヤー1つ1つを見せながら、貴重な制作の過程を解説いただきました。また、コンセプトアートという概念が存在しなかった時代に、どのようにして仕事として活躍されるに至ったのか、ご自身の失敗を含めた経験談をお話しいただきました。新たな職業を切り開いた富安さんからは、「人生なんて何が正しいのか分からないので、今何がやりたいか分からない人も恐れずにたくさん間違いをして経験を積んでほしい」というお話があり、最後の質疑応答では、予定時間を過ぎても質問が止まず、参加した60名あまりの学生たちは、多くの刺激を受けました。167月6日にホルベイン画材株式会社の協力のもと行われた、『ゴールデンアクリリック講習会 メディウム編』では、同社Golden Artist Colors, Inc.の製品に携わっている社員の方を講師に迎えて、絵の具に様々な効果を加えるメディウムの特徴や使い方について学びました。演習の前半では、硬さや艶感が異なる3つのメディウムを使用し、質感の見本を作成。筆に取ったとき、それぞれの乾いたときに出る表情の違いを楽しみながら学び、後半では、モノクロコピーの画像を使用してメディウムを実践するワークショップを行いました。前半で学んだ異なるメディウムを活かして、実物の雰囲気に近づける練習をしました。また、ゴールデン学生サポーター制度も始まり、アートシーンで活躍する学生の機会を創出しています。様々なメディウムに実際に触れることで、学生たちの制作の幅をより広げる貴重な機会となりました。9月21日と10月5日の2回にわたり、協力のホルベイン画材株式会社より平松博彦さんを講師に迎えて、描画材料について改めて学ぶ講演会が行われました。1回目の講義は『絵具概説』。絵を描くために当たり前のように使っている絵具について、種類やその特徴といった基本的なことから、「なぜ絵具は乾くのか」といった知ってそうで知らないことから、「使っている絵具で色を作る方法」まで、なかなか知ることのできないテクニックなどをわかりやすく解説していただきました。その後には、水彩絵具を使って混色をするワークショップも行いました。2回目の講義は『顔料を中心とした色材展開』。1回目の講義で習った絵具の特性や知識を基に、実際に顔料と糊を混ぜ合わせて絵具を作り出す実践的なワークショップを行いました。普段授業で使用するようなアクリル絵具や油絵具のみならず、フレスコやテンペラといった古典的なものまで、全6種類の絵具を自分で作ることで、身近であった絵具についてより知識を深める機会となりました。ハイブリッドドローイング演習ハイブリッドドローイング演習ハイブリッドドローイング演習株式会社INEI 特別講演会「トップアーティストのしくじり人生」『ゴールデンアクリリック講習会 メディウム編』『〜紙やキャンバスに向かい合う前に、知っておきたい描画材料のこと〜』
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