広報誌No.198_
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本学卒業生で洋画家、本学名誉教授、元学長の佐野ぬい先生が、8月先生は1955年芸術学部洋画科を卒業。その後、助手、専任講師、助教授、教授として後進の指導にあたられ、2007年から2011年には、第16代女子美術大学学長を務められました。洋画家としても、長年に渡り作品を多数発表し、1986年と2011年には紺綬褒章を、2012年には瑞宝中綬章を受賞。その青色を基調とする作品から「青の画家」と称されました。そんな素晴らしい功績、人柄の佐野ぬい先生を、生前親交のあった方々と語り合いたいと、小倉文子学長、山口裕子同窓会会長、福士朋子洋画専攻研究室主任が発起人となり、「佐野ぬい先生お別れの会」が10月7日に杉並キャンパスにて執り行われました。佐野先生と所縁のある福下雄二理事長をはじめ、大村智名誉理事長、入江観名誉教授、一居孝明新制作協会絵画部委員長、佐藤泰生新制作協会絵画部会員、山口同窓会会長、佐藤和子同窓会元会長、小倉学長から追悼の言葉が述べられ、また、本学客員教授のイルカ先生、桃井かおり先生、弘前の女学校時代からのご友人から寄せられたメッセージが紹介されました。ご子息の佐野壮さんは、ご親族ならではのエピソードを交えながら「教え子に囲まれることが大好きだった佐野ぬいは、とても喜んでいると思います」と偲びました。発起人代表でもある小倉学長は、「私たち女子美の卒業生は、魅力的な素晴らしい先人である佐野ぬいという人を改めて心に刻むことができました」と感謝を述べました。会の途中には、佐野先生の想い出アルバムが上映され、涙ぐむ参加者も見られました。また、最後に、佐野先生が昨年の新制作展に出品された150号の遺作「セルリアンブルーの街」の実物が舞台上に披露され、退場時には参加者一人ひとりが、近くで作品を鑑賞し、それぞれの思いを胸に故人を偲びました。約300人が参列したお別れの会、悲しいだけではない、佐野先生の人柄が感じられる温かな会となりました。26Report23日90歳でご逝去されました。佐野佐野ぬい先生の絵をモチーフに山本耀司元客員教授が製品化した洋服女子美110周年記念の展覧会のオープニングパーティーで披露された衣装3点150号の遺作「セルリアンブルーの街」佐野ぬい先生お別れの会が開催されました

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