広報誌No.198_
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News&Topics31本学相模原キャンパスのSWITCH Laboにて、女子美術大学と名古屋造形大学との交流展示が行なわれました。タイトルにある「ZINE」とは、個人で作る小冊子のことです。「magazine」が語源で、「自分の好きな対象について好きなように書く」ことから「fan zine」と呼ばれていたものが「zine」になったと言われています。本学洋画専攻絵画コースでは、2020年度からzine制作の授業を開講しています。名古屋造形大学 映像文学領域 准教授の原游先生が、本学 洋画専攻 教授の福士朋子先生からこの授業について聞いたことをきっかけに、名古屋造形大学でもzineを制作する「紙と絵と言葉」が開講されました。今回、原游先生のご提案により、両大学にてzineの交流展が開催されることとなりました。名古屋造形大学へ本学洋画専攻絵画コース3年生が制作したzineを送り、「紙と絵と言葉」受講生の成果展・本学との交流展示となる「ZINE TEN」が8月23日〜9月2日に開催されました。本学では、9月14日〜22日の期間、洋画専攻から今年の受講生24名と、昨年の受講生の新作zine、名古屋造形大学から選抜された10点のzineを展示しました。10月24日、大田区で起業を支援する施設「六郷BASE」にて『大田区の町工場×女子美術大学 町工場キャラクター・コンテンツ創出プロジェクト発表会』が行われました。本プロジェクトはアート・デザイン表現学科メディア表現領域、ヒーリング表現領域3年生によるプロジェクト&コラボレーション演習で行われ、実際に大田区の町工場に足を運び、リサーチを行いながら6週間に渡って実施されました。日本の産業を支える町工場で生産される様々な部品にスポットを当て、普段あまり注目されない部品たちの役割や重要性などを魅力的に伝えるコンテンツ制作を行いました。当日は、学生がキャラクターやグッズ、まんが、アニメーション、ゲーム企画などに展開した作品についてプレゼンテーションを行い、その後の交流会では町工場の方々に実際に手に取って貰いながら意見を交え、「今まで自分たちの部品をこういう視点で見た事がなかった」「今からすぐにでも使いたい」などたくさんの意見を頂きました。普段あまり関わることのない分野とのコラボレーションによって新しい発見や学びが多く、今後の展開が楽しみなプロジェクトとなりました。女子美術大学 × 名古屋造形大学 交流展示 『ZINE展』大田区の町工場 × 女子美術大学町工場キャラクター・コンテンツ創出プロジェクト発表会1011

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