広報誌No.198_
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32News&Topics本学アートプロデュース表現領域教授でJOSHIBI AIRのディレクターの日沼禎子先生が、AIR研究の第一人者である菅野幸子さんと共同編集・執筆された書籍『アーティスト・イン・レジデンス:まち、人、アートをつなぐポテンシャル』の刊行記念交流会がオランダ王国大使館 大使公邸で開催されました。イベントには、都内近郊のAIRのご担当者の方々、アート事業を運営されている方々、各国大使館の文化担当の方々など、たくさんの方が会場にいらっしゃり、AIRの話題を中心に熱気ある交流会が行われました。この書籍の刊行をきっかけに、今後ますますAIRへの関心や議論が、広がりと深まりを見せることが期待されます。『アーティスト・イン・レジデンス:まち・人・アートをつなぐポテンシャル』刊行:美学出版 編者:菅野幸子、日沼禎子 7月27日にJOSHIBI AIRに滞在したアラズネ・ズビザレッタさんとKoganecho AIRに滞在したマル・デ・ディオスさんによるアーティストトークが、本学アートプロデュース表現領域3年生主催のもと行われました。トークイベントでは、銅版画で制作をしているアラズネさんとアートとデザインの両方の観点からセラミック作品を展開するマルさんのお二人に、作品制作の背景や自分の中で大切にしていることなどを深掘り。後半では、作家活動と社会で仕事をすることの関係性や、海外で滞在制作することの刺激についてそれぞれの思いなど、就職活動を控えた3年生や国際的な活躍を目指す本領域の学生にとって貴重な意見をいただきました。8月末には本AIR活動の集大成でもあるオープンスタジオも行われ、女子美滞在中に制作をした多くの作品がスタジオに集まりました。国際的に活動をするアーティストが今回の日本での経験に刺激を受けたように、学生にとっても大きな刺激となりました。日沼禎子教授の刊行記念交流会が行われましたJOSHIBI AIR(女子美アーティスト・イン・レジデンス)1213

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