広報誌No.198_
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近藤佳子(こんどう・よしこ)紙資料修復家。1987年女子美術大学絵画科日本画専攻卒業。主な実績として、2008年よりドイツ美術史研究所図書館の希少本コレクション、2020年よりウフィツィ美術館付属図書館の18〜復に携わったほか、2023年にはコペンハーゲン国際マニュスクリプト保存修復学会にて成果発表も行う。現在は修復だけでなく紙を使った創作活動も行い、和紙をはじめとした日本の工芸をイタリアで紹介することに力を入れる。大切な芸術作品や書籍の価値を損なわずに傷や汚れを直し、後世に残していく修復家。近藤佳子さんは、イタリアで約25年間修復に携わってきました。修復家としてのキャリア、その軌跡について語っていただきます。Vol.15Text 株式会社フリッジ Photo 渡辺一城19世紀の希少アルバム・手書き希少本の修海外で活躍する女子美生たち特別編1000年後も作品を生かし続ける。それが私の人生をかけたミッション。近藤 佳子

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