→空間をきっかけに起こる京王井の頭線下北沢駅小田急線下北沢駅N既存のスタジオは主に「値段、機材、広さ」を基準に選ぶが、「内部デザイン」を選択肢のメインとして加えることでスタジオの“ 新しいカタチ ”を提案。練習することだけを目的としない、自身や演奏仲間に起こる音の変化と心理的変化を楽しめるスタジオを目指す。事象を楽しむスタジオの提案〈計画地〉〒155-0031東京都世田谷区北沢2丁目21-22〈営業時間〉スタジオ:24時間営業(野外演奏:10:00~19:00)〈アクセス〉小田急線/京王井の頭線下北沢駅より徒歩0分配置図/天井伏せ図 S=1/2400N公園とスタジオを融合し、公園側に開口部を大きく設け内であれば野外演奏も行うことができ、音楽を視覚的にも楽しむことができる。建物の形状はグランドピアノを表現している。ピアノの響板から音が響き渡るように、この場所で生まれる音楽や賑わいも街へ響き、広がりゆくよう願いを込めた。公園スタジオ音楽と空間にはどのような関係性があるのだろうか____経験や体験談をもとに、「環境による心理的変化をきっかけに起こる事象」に着目し、それらを楽しむ事ができる空間を提案する。空間は大きく分けて公園と音楽スタジオから構成されており、各エリアは音楽用語から着想を得たデザインとした。音楽用語通りに演奏するのではなく、そのスタジオにいると自然とそのような音になってしまう体験を楽しんで欲しい...そんな”新しいカタチ”の音楽スタジオ。外部空間はスタジオ利用者以外も利用でき、自由に過ごすことができる。遊び心あるこの空間は下北沢の街並みに馴染み、音楽と賑わいを響かせることだろう。ムジカ ノ スミカ足がつかない高さの場所に座って吹いたとき、力まず演奏できた開放感がある場所は、普段よりうまく聞こえて自信が持てるお互い目が合うと笑顔が増え、音も明るくなった渋田 実里concept音楽と空間、心理的側面から考える ”新しいカタチ ”の音楽スタジオdesign既存に捉われない ”遊び心 ”あるデザインplaceMusica/sumika
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