2023年度環境デザイン専攻卒業制作集
27/48

[私の感じている空気感]温度  湿度  香り  風  空  雲  植物  生き物  天気  光  人の雰囲気  街中の広告  など    私は「私の感じている空気感」を元に1年間を16個に分割。季節には明確な区切りが存在せず徐々に移り変わり巡っていくという考えから円・丸を中心にそれぞれの季節を制作した。空気がもわもわして、はっきりしないぼんやりと掴み所が無く流れていく気がする。甘さが増していく時期。 空気がもわもわして、  はっきりしないぼんやりと掴み所が無く流れていく気がする。ゆっくりもしたいけどせっかちに時間が過ぎ去っていく。肌もじわじわしている。これで気温が分かるらしいと思い出しつつも試したことのない、種類が何か分からない声たち。気が暮れるにつれてどこからか聞こえ、徐々に大きくなっていく太鼓や花火の昔たち。1 年の楽しみをとっておいて、ここで決算しているとも感じるくらい、空気のワクワクが増していく。ワクワクするけど、次の日の朝は転びそうでちょっと憂鬱。色々新しくなって始まる時期。冬の関東とか千魅地域とかに分けてあげたいくらい水分だらけの日々。 ムラなく塗られたみたいにまっさらで、綿みたいにもくもくしている。思っている期間。ある日急に気がついて、明確にいつと言える訳では無いけど金木犀の季節だなと感じる香り。つんと尖っていると感じるけど、見ることができないような透明感。雪氷と喜怯雪が降るとちょっと始まり新しく新年度、誕生日。彩り鮮やかに 少しずつ色が増え、少しずつ彩度が上がって明るい色になっていく。青天と積雲と空白の奥の微光なぜかは分からないけどなぜか印象に残らない、けど確実に何かはあると木犀花の薫り鋭利で透明脱力と清冽甘露と情動徐々に人と空気の移ろう茫漠刹那の逸楽 色々やりたいしじんわりとした空気膜 十分にある空気中の水分と、だんだんと強くなる日差しに空気も羽音の合唱遠くの祭囃子楽しさ総決算水分過多私の季節16個

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る