2023年度環境デザイン専攻卒業制作集
44/48

サムエル·コッキング苑江の島の貿易商サムエル・コッキング氏が1882年から造成した和洋折衷の庭園跡である。総面積10,000㎡を超え、園路、築山、池、花壇のほか、広さ660㎡もの温室があった。1949年に「江の島植物園」となり2003年には「江の島サムエル・コッキング苑」として新たに生まれ変わった。苑内には南洋の植物や四季の草花が植えられ、目を楽しませてくれる。また、藤沢市と姉妹友好都市である中国・昆明市 四阿「騁碧亭」、長野県・松本市の海鼠壁が特徴の「海山堂」などもある。アクセス江ノ島線 片瀬江ノ島駅から江の島エスカー乗り場まで 歩いて約16分私はペットにきちんと別れを告げることができず、ずっと残念に思っていた。そのため、飼い主がペットにきちんと別れを告げることで、お互いの愛を保存したいと考えた。飼い主の許可を得て、亡くなったペットの写真や動画、生きている時の面白い話を整理し、納骨堂と雲の小径で展示ができる。この霊園・公園は癒しの空間になるため、自然に囲まれて海が見える江の島サムエル・コッキング苑の一部に再計画する。計画は、雲の小径、虹の橋、ペットと入れるカフェ、ドッグラン、足湯、納骨堂、葬儀・火葬施設の7つの要素で構成した。誰でも納骨堂と雲の小径に入ることができ、その中でペットと飼い主の思い出やお互いへの愛を感じることができる。江の島江の島サムエル·コッキング苑敷地について江の島神奈川県藤沢市における、東京都内から約1時間、海の近くでたっぷり観光を楽しめる。神奈川有数の観光地である鎌倉ともほど近く、毎年多くの観光客で賑わうスポットである。当地グルメを食べて、絶景を眺め、潮風を感じながら散策し、1日中楽しめる場所である。鐘 馨またあおうペット霊園・公園

元のページ  ../index.html#44

このブックを見る