入試ガイド・問題集2025
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問題322.鉛筆による下描き終了後、油彩または木炭または鉛筆による静物画を5時間で行います。3.試験時間は提示してあります。4. 下描き用ボード、キャンバス、木炭紙、パネルの縦横は自由です。5.問題用紙は回収します。6.参考資料の持ち込みを禁じます。7.スプレー等の使用を禁止します。ただし、フィキサチーフを使用する人は、申し出てください。5時間 5時間 5時間 F15号キャンバス(油彩画用)50×65cm木炭紙(木炭画用)F15号水張りパネル(鉛筆画用)〈モチーフ〉1.シャンパンボウル 2.プリーツスクリーン 3.ガラス板、ベニヤ板 4.キャベツ、リンゴ、レモンなど 5.材木、布、雑貨など出題意図 「衣食住」のコンセプトから、生活の中の「祝祭」を出題のテーマとした。五穀豊穣を祝う様々な食材や、風景に見立てた表情の異なる素材で構成されている。神棚や祭壇に見られるシンメトリーで神聖なイメージを静物モチーフとして表した。基礎的な観察力や描画力と共に、モチーフから何を発想しそれぞれの表現に結びつけたか、「鉛筆による下描き」での思考と合わせ、総合的な評価とした。採点ポイント❶鉛筆による下描き〈発想力・思考力〉構図、モチーフの観察による考察とアイデアの展開。❷油彩・木炭・鉛筆〈基礎的な観察力・描写力〉 モチーフをよく観察し、空間を感じて描いているか。形に対する客観性を持っているか。〈構成力〉 モチーフの様々な要素から、自分が最も表現したい「形」・「色」・「質感」を選択し、画面構成を行なえているか。主役となるモチーフや空間の魅力を生かした構図が考えられているか。〈表現力〉 モチーフに対する興味、自分の感覚がどこに反応したのかを明確に表現しているか。〈色彩による表現力〉 [油彩]モチーフの固有の色彩に反応できているか。中間色にどれだけの色彩を見出しているか。色彩の調和があるか。[木炭・鉛筆]全体的なトーンの構成が考えられているか。ハーフトーンがコントロールできているか。一般選抜(A日程)● 静物画設置された静物を自由に描きなさい。※注意  1.専門試験の静物画は、最初に鉛筆による下描きを1時間で行います。 美術学科❶ 鉛筆による下描き 1時間 B4ボード(画用紙)❷油彩 ❷木炭 ❷鉛筆 (❷はいずれか選択 )❸学力試験(学力試験の問題はP.12〜16をご参照ください)洋画専攻

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