入試ガイド・問題集2025
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デザイン・工芸学科プロダクトデザイン専攻環境デザイン専攻鉛筆デッサン55与えられたモチーフを自由に配置し、鉛筆で画用紙ボードにデッサンしなさい。※注意 1.ボードの表裏(受験番号シールが貼ってある方が裏)、上下(△の吊り具が付いている方が上)を間違えないように注意すること。    2.白色の薄紙は下描き用です。    3.下描き用紙は試験終了後に回収しますが、採点の対象とはしません。    4.試験場で配布されたものを持ち帰らないでください。〈モチーフ〉1.焼酎ビン 2.缶詰 3.軍手 4.ベルト 1本1個1組1本ベルトの配置によって奥行きを感じさせる巧みな構成である。軍手の配置にも動きが感じられ、全体構成にバランスの良さを感じる。焼酎ビンの肩の形態をもう少し観察し描写してほしかったが光と影の表現もしっかりできている秀作である。各モチーフの形態や材質の特徴を捉えて巧みに絡ませた印象的な構成になっている。それぞれの質感や焼酎ビンの透明感もよく表現されているが、モチーフの形態や水平面をもう少し丁寧に描写してほしかった。出題意図 環境デザイン専攻では、形態・構造・質感を捉える観察力、意図を表現する構成力、さらに、色彩感覚、伝達能力などの資質があるかを重視して評価を行う。日常生活や自然界に存在するものを日頃からよく観察し、構成して表現する能力を、入学前にどれほど習得しているか見極めることを本試験の目的とする。軍手とベルトの配置で奥行き感を出しており、空間の広がりが感じられる。焼酎ビンの透明感をもう少し表現してほしかったが、それぞれの形状や質感、色調はよく描写されている。構成力と描写力に優れた秀作である。各モチーフの形態や質感はよく描写されているが、配置が単調になっているため空間は表現されているものの、画面が少し暗く感じられるのが残念である。また色調はよく表現されているが、ガラスや金属の光をもう少し丁寧に描写すると更に良かった。採点ポイント卓上での構成デッサンである。出題意図をよく理解した上で、豊かな発想と独創的な構成力でバランスの良い配置を行い描写する。それぞれのモチーフの形態、素材感や色彩を観察理解し、光と影をとらえて表現する描写力と構成力を評価する。さまざまなモチーフの特徴をよく理解し、意図をもって、その特徴を活かした構成を行い表現すること。デザイン・工芸学科❷ 学力試験(学力試験の問題はP.12〜16をご参照ください)一般選抜(A日程)❶ 鉛筆デッサン 4時間 B3ボード(画用紙)  環境デザイン専攻

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