入試ガイド・問題集2025
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デザイン・工芸学科全専攻共通/アート・デザイン表現学科   問題鉛筆デッサン全領域共通59与えられたモチーフ全てを机上内に配置し、鉛筆デッサンしなさい。※注意 1.画面は横位置で使用してください。    2.モチーフは、もとの形状がはっきり分かる範囲内で自由に扱ってかまいません。    3.白い薄紙は下描き用です。試験終了後に回収しますが、採点対象とはしません。    4.試験場で配布されたものを持ち帰らないでください。〈モチーフ〉1.単語カード       1個2.ガラスコップ      1個3.ハンドタオル      1枚スペース表現領域/クリエイティブ・プロデュース表現領域鉛筆の濃淡をうまく使い分け、モチーフの質感についてもしっかりと描き込むことで画面に強弱がつき目を惹く作品。またモチーフがしっかりと見える構成により安定感のある構図になっている。ガラスコップが潰れたようになってしまっており、フォルムをしっかりと捉えられればさらに良かった。しっかりとした色調によって異なるモチーフの質感が描き分けられている作品。ガラスコップがしっかりとしたフォルムと色調で描かれているのに対して、ハンドタオルのフォルムが捉えきれておらず違和感があり、色調同様にしっかり観察して表現すれば良くなる。出題意図(アート・デザイン表現学科共通)個別に与えられたモチーフを条件内で、自由に配置・構成して描写する鉛筆デッサン課題。表現者としての基礎力となる観察力・構成力・空間のバランス感覚等の総合的な描写表現力を確認する実技課題。4つの領域共通の実技問題だが、それぞれの領域で専門に学ぶ教育内容や育成する人材の方向性が異なるため、採点の際、領域によって重点を置くポイントが異なる。上下に余白を作ることで空間感のある構図になっている。モチーフを丁寧に観察し描いておりタオル地のフォルムもしっかりと捉えているが、ガラスコップの硬質感が足りず、色調に幅が出ればさらに良かった。柔らかに折られたハンドタオルの上に散りばめられた単語カードにガラスコップと、モチーフの特性をうまく表現できている作品。色調の幅が狭く、全体的に単調になっているため、しっかりと強弱をつけ、床の表現を丁寧に描ければさらに良くなる。一般選抜(A日程)アート・デザイン表現学科❷ 学力試験(学力試験の問題はP.12〜16をご参照ください)【メディア表現領域/ヒーリング表現領域/ファッション表現領域】❶ 鉛筆デッサン 3時間30分 B3ボード(シリウス紙)  【メディア表現領域】 鉛筆デッサン 採点ポイントモチーフの材質感や空間感などが描画できているかどうかを、画面の構成力とともに評価する。全領域共通メディア表現領域/ヒーリング表現領域/ファッション表現領域

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