入試ガイド・問題集2025
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問題文章表現問題鉛筆デッサン64与えられたモチーフ全てを机上内に自由に配置し、鉛筆デッサンしなさい。※注意 1.画面は横位置で使用してください。    2.モチーフは、もとの形状がはっきり分かる範囲内で、自由に扱ってかまいません。    3.白色の薄紙は下描き用です。試験終了後に回収しますが、採点対象とはしません。    4.試験場で配布されたものを持ち帰らないでください。2時間 〈モチーフ〉1.文庫本ノート 2.手鏡 3.ソックス(グリーン) モチーフの素材特性をよく捉えた配置になっており、質感についても繊細なタッチと大胆なタッチでうまく描き分けられている。やや上から見た構図になっていることで奥行きの表現が難しくなっており、また影の表現の書き込みが足りないため平面的に見えてしまっている。モチーフの手鏡を効果的に使い、鏡像をも描くことで画面に面白い変化を作り出している。モチーフのひとつひとつを捉えようと密度高く描写をしているが、やや単調なトーンから抜けられず、硬さに繋がっているようにも見える。1冊1個1足スペース表現領域/クリエイティブ・プロデュース表現領域のみ選択可ペリカンは、長い間、この場所で鎖に繋がれて暮らしています。話し相手は軒下に咲く草花や、時折訪れる野鳥や野良猫たちです。ペリカンを主人公に、ここで繰り広げられる物語を想像して、1,200字以内で書きなさい。※注意 1.解答は別途解答用紙に記入してください。    2.試験問題用紙は持ち帰らないでください。出題意図(2領域共通)写真の中に読みとれる物語を、自分自身の平易な言葉で文学的に語ることができるかどうか、その想像力と表現力を見る。歴史上の事実や学問的な視点ではなく、見る側や読み手の立場に立ち、自由な発想で、情感豊かに表現できる感性を評価する。スペース表現領域/クリエイティブ・プロデュース表現領域原稿用紙   出題意図(アート・デザイン表現学科共通)個別に与えられたモチーフを条件内で、自由に配置、構成して描写する鉛筆デッサン課題。表現者としての基礎力となる観察力、構成力、空間のバランス感覚等の総合的な描写表現力を確認する実技課題。4つの領域共通の実技問題だが、それぞれの領域で専門に学ぶ教育内容や育成する人材の方向性が異なるため、採点の際、領域によって重点を置くポイントが異なる。安定感のある構図で、異なる素材のモチーフをしっかりとした色調で描き分けられた作品。モチーフと床の設置面と影が丁寧に描かれていることで奥行きがうまく表現できている。手鏡の写り込みに囚われてプロポーションが潰れているため、やや窮屈さが感じられ形状の正確性が再現できればさらに良かった。【メディア表現領域/ヒーリング表現領域/ファッション表現領域】❶ 鉛筆デッサン 2時間30分 B3ボード(シリウス紙)  ❷面接【スペース表現領域/クリエイティブ・プロデュース表現領域】❶ 鉛筆デッサン 2時間30分 B3ボード(シリウス紙) ❷面接❶ 文章表現 (❶はいずれか選択)【メディア表現領域】 鉛筆デッサン 採点ポイントモチーフの材質感や空間感などが描画できているかどうかを、画面の構成力とともに評価する【ヒーリング表現領域】鉛筆デッサン 採点ポイント ●画面の中にそれぞれのモチーフの大きさと配置を考えて、バランスの良い構成をしているか●それぞれの基本的な形を捉えるとともに、モチーフ間の空間を表現しているか●鉛筆の特性を活かして、それぞれのモチーフの質感を表現しているか学校推薦型選抜(公募制)/特別選抜(社会人・帰国子女・外国人留学生)アート・デザイン表現学科全領域共通メディア表現領域/ヒーリング表現領域/ファッション表現領域

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