大学案内2025
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年次年次年次年次1234つくる喜びを育む美術教員になる。105○教育目標 美術教育専攻では、絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術史・美術理論に関する幅広い知識・技術と実践力を兼ね備え、美術教育で社会に広く貢献できる人材の育成を教育目標とする。 ○カリキュラム・ポリシー 教育目標に到達すべく、以下のカリキュラムを編成する。【知識・理解】(教養力・専門性)学校教育における美術(芸術)科の目標と内容を理解し、美術科教育の理論に基づく指導法に関する知識と実践的指導力を養う科目を配置する。【関心・意欲・態度】(主体性・積極性)学科内他専攻及び他学科の各領域で習得した技術・手法を自身が追究するテーマの実現に積極的に活用する態度を養う科目を配置する。学科内他専攻及び他学科の各領域における表現方法や知識を学ぶことで、美術全体の技術・手法に対する理解を深め、造形表現に対する幅広い視野を形成する科目を配置する。【思考・判断】(論理性・想像力・洞察力・社会性・発信力)美術教育、教育心理学の理論を応用した美術科教育の方法や美術活動の在り方を構想し、実現する知識・能力を養う科目を配置する。美術教育による社会への貢献について理解を深め、学校教育の現状を踏まえた実践的な活動の経験を通して、指導者に必要な資質・能力を養う科目を配置する。【技能・表現】(創造力・独創性・対話力)絵画、彫刻、デザイン、工芸の各領域における技術・手法を幅広く習得するとともに、自身が追究するテーマの表現領域において、独自性、創造性を実現する技術、表現力を養う科目を配置する。絵画、彫刻、デザイン、工芸の各領域における発想・構想能力と論理的思考に基づく鑑賞・批評能力を養う科目を配置する。絵画、立体造形、工芸、デザイン、映像メディア。これら幅広い領域の知識と技能を習得し、「実技の総合力」を備えた美術教員を輩出している本専攻。同時に美術理論、美術教育理論、心理学などの知識、実践的指導力も身につけます。美術の裾野は、次世代に対する美術教育から広がっていくもの。美術に対する探究心を呼び起こし、つくること、描くことの喜びを伝えられる人材を養成します。美術全般における実技力を高める。実技力をさらに磨き、美術教員への意識を高める。作家や指導者にとって必須の、個性と表現力を伸ばす。作家らしさ、指導者としての技能、両方を究める。美術教員には欠かすことのできない基礎的な描写力と構成力。これを水彩画やデッサンの実習を通して身につけます。芸術学部内の専門科目をとることで、油彩画、日本画、デザイン、工芸の技能を習得。実技力と知識、両方を養いながら、質の高い美術教育を実践していく素地を整えます。1年次で身につけた基礎的な技術を土台に、版画、油彩画、デザイン、立体造形などに取り組むことで、表現の幅を広げ、技術力を高めます。美術教員になるには欠かせない、教育理論、教育心理学などの知識を得ていくのもこの年次から。演習でのワークショップを通して、理論を実践に生かす経験を重ねます。油彩画、日本画、版画、彫刻のなかからひとつを選び、より専門的かつ個性的な表現を追求。自己のテーマを実現し、作家に迫る表現力を得ることがここでの目標です。また教育現場で役立てられる知識として、美術史、造形理論なども習得。実技と理論、両方のレベルをさらに押し上げます。3年次までに身につけた表現力を踏まえ、4年間の集大成となる作品を制作します。ここで作家活動に打ち込む経験を得ることは、美術科教員として「創作の楽しみや喜び」を伝えていく原動力になります。3週間にわたって行われる教育実習では、指導教員のもとで実践的な教授法を身につけます。

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