年次年次年次年次1234世界とアートをつなぐ教養人になる。115○教育目標 国際芸術文化専攻では国内外の文化理解授業、文献研究、実験や研修などの体験を通して、芸術と人間・社会とのかかわりを理論的に研究し、またディスカッション等の方法論も学び、多様性社会において芸術を通して人間・社会に広く貢献できる人材、国際的教養人の育成を教育目標とする。 ○カリキュラム・ポリシー 教育目標に到達すべく、文化芸術に関する基礎的理論を学び、ゼミナール、バイリンガル授業で語学力、研究力を高めながら、内外研修を通して芸術と人間・社会とのかかわりを実体験から学ぶカリキュラムを編成する。【知識・理解】(教養力・専門性)美術をはじめ様々な文化の側面や歴史、多様性を理解し、他文化への関心と国際感覚を養い、精神的視野を広げる科目を配置する。【関心・意欲・態度】(主体性・積極性)現代社会において芸術・アートと関わる人間としての自覚を持ち、国内外の現代アートに関連する活動や芸術と法律の関係、芸術と科学との関係など、生涯にわたって考え、学ぶ力を養うための科目を配置する。複数のテーマで構成され、様々な専攻の学生が参加するゼミナール形式の授業を履修することにより、自らの専門領域だけでなく周辺領域の理論を積極的に学び研究に活かす力を身に着けるための科目を配置する。【思考・判断】(論理性・想像力・洞察力・社会性・発信力)各分野に共通して求められる研究を理論的に進める方法について学びながら、自身の研究として深め、確立するための論理性や洞察力を養う科目を配置する。芸術文化の背景にある社会とその変化を読み解くための客観的な洞察力を養い、美術に関する知識と国際問題や社会問題の関連性を意識しつつ論理的に問題解決策を示す能力を養う科目を配置する。【技能・表現】(創造力・独創性・対話力)各分野で学んだ歴史、芸術理論、人文科学、社会科学、自然科学の知識をもとに自己の表現活動を独自性のある制作または論文として創り上げる力を養うための科目を配置する。自身の感性やその表現、あるいは既存の作品や文化現象に対する客観的な理解、それを言語化して他者に伝える能力を身につけるための科目を設置する。また、国際的な観点からも他者の感性や異なる文化背景をも分析し、ともに考察できる態度や対話力を養う科目を配置する。※海外芸術研修、古美術研究旅行の旅費は学費からまかなわれ、別途徴収はいたしません。多様性を尊重する社会。それは、さまざまな価値観が複雑に交錯する場でもあります。本専攻では、そこで育まれてきた芸術文化に関する基礎的なモノの見方や合理的な思考力を養います。芸術文化と世界との接点を見つけ、それを国境を越えて線でつなげていく主体的な力を身につける、それが本専攻のミッションです。そのために4年間を通して古今東西のアートを、社会・思想・歴史・視覚など、さまざまな観点とアプローチを用いてゼミの中で幅広く学びます。そしてバイリンガル授業を通じてコミュニケーションツールとしての英語力を高め、多文化理解の授業を経て海外研修で実践経験を重ねながら、国際的に活躍する人材の育成をめざします。世界の芸術文化を知るための力を身につけ、最初の旅に出る。世界の芸術文化を理解するために本格的な旅に出る。世界の芸術文化を自分なりに読み解く方法を探る。世界の芸術文化と自分、そして社会との関わりを解明し、発信する。グローバル言語としての英語力、自分の考えを論理的に表現するための文章構成力、 IT化の進むアートシーンに対応したコンピュータスキルの基礎を身につけます。他国の文化に直接触れることで固定観念を脱するための最初の経験を、近隣のアジア研修で積みます。他専攻学生も含めた仲間達とのゼミで、コミュニケーション力や論理的思考力を身につける学びが始まります。1ヶ月(予定)の欧州研修は、見聞を深めるだけではなく、協定大学の学生との共同授業や展示作業を通じて1年次に身につけた知識、スキルを発揮する機会とします。7分野から成るゼミではディスカッション、プレゼンテーションを通じて芸術文化を自分の視点で読み解く学びが本格化します。自国の芸術文化を振り返ることでさらに多文化に対する理解を深めるべく、古美術研究に出かけます。また協定大学への長期留学も支援します。芸術文化に対する4年間の学びの成果を卒業研究としてまとめ、さらにそれを国内外に発信するためのプレゼンスキルや語学力をブラッシュアップします。とりわけ英語力に関しては、単なる語学学習としてではなく、他者理解のための普遍的なコミュニケーションツールとして実践的な習得を継続します。
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