入学前の想像の何倍も先の技術をいつの間にか身につけて。工芸専攻学生インタビュー趣味の観劇をきっかけに刺繍の世界へ幼い頃から母とよく観劇に行っていたのですが、高校生の時に偶然目にした宝塚の舞台衣裳の展示に惹かれて、刺繍に興味を持ちました。以来、独学で刺繍を楽しんでいましたが、大学の専攻を選ぶにあたり、せっかくならイチから刺繍を学んでみようと工芸専攻に進みました。異素材と刺繍を組み合わせた表現を追求工芸専攻では、1年次で染・織・刺繍・陶・ガラスの5分野を学び、学年が進むごとに専門を絞っていきます。刺繍を専門に据えてからも、1、2年次に学んだ素材を取り入れ、異素材と刺繍を組み合わせた表現に取り組んでいます。段階的に学んできたことが、ちゃんと自分の制作に生きていることを実感できているのも、すごく楽しい!先生方の豊富な知識の影響を受けながら、基礎から応用へ。入学前に想像していた刺繍の何倍も先へ進んでいる自分にも、驚いています。工芸専攻 4年 山邉友那さん(取材当時)女子美術大学付属高等学校(東京都)出身160
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