年次年次年次年次1234デジタルと手仕事を融合し想像の世界を広げる。199○教育目標 ファッション表現領域では、暮らしを豊かにする衣服を「手を使って考え・創る」と同時に、進化するテクノロジーやメディアを用いた実践的な学びを通して、多様化する生活・コミュニティー空間、絶え間なく変化する社会に新しい価値を創造することが出来るクリエイターの育成を教育目標とする。 ○カリキュラム・ポリシー 教育目標に到達すべく、以下のカリキュラムを編成する。【知識・理解】(教養力・基礎的専門性)衣服構成、素材およびテキスタイル、身体と空間における基礎的知識と技能を学び、ファッションクリエイションを捉える科目を設置する。【関心・意欲・態度】(主体性・開拓力・チームワーク・柔靭性)他分野・領域との融合・横断の可能性を探求し、ファッション、テキスタイルの学びを深く追求する科目を設置する。【思考・判断】(総合的判断力・創出力)幅広い知識の収集、プロジェクトや研究活動を通して、多様な社会においてデザイン・クリエイティブ活動に必要なコミュニケーション能力、観察力、発想力、判断力を身に付ける科目を設置する。【技能・表現】(創作力・実装力)専門性を追求しながら、他領域との協働を通して中間領域を展望し、講義や演習で得られた知識や技能を活かした表現力と実践力を身につける科目を配置する。暮らしを豊かに彩り、常にその時代の社会を反映してきたファッション。時代の映し鏡を創造するためには、社会の小さな変化に気づき、新しいものを敏感に掴む感性を持って、少し先の未来を想像・創造する力が求められます。衣服を素材から考え「手で考え、つくる」と同時に、デジタル技術などを用いて独自の表現力を養っていく本領域。社会や人とつながる活動を通じて、社会に求められるクリエイティビティも習得していきます。絶え間なく変化を続ける社会。その変化を鋭く捉え、ファッションを用いて新しい価値を創造できる人を育てます。手で考え創ることで表現の基礎と実践を学ぶ。衣服とデジタル技術で想像の世界を広げる。他領域や社会と接点を持ち新たな視点を獲得する。個性と社会のニーズを両立した創作を追究する。自らの手を使う「フィジカルな制作体験」を追究する1年次。ボディイメージを獲得するためのドローイングや立体造形、基礎的な染色・加工の技術、イメージを形にするための衣服の設計方法や製図も習得。さらに、衣服と空間の関係性にも発想を巡らせ、身体や空間感覚を研ぎ澄ましていきます。2D/3D CAD(設計、着装シミュレーションソフト)や、ファブリックプリンターをはじめとするデジタルツールを用いて、表現の拡張に取り組んでいく2年次。後期では、1年次で培ったアナログの感覚・表現とデジタル技術を組み合わせ、自らの想像の世界をさらに広げていきます。自らの表現・技術を高めるだけでなく、他領域との融合的な学びや、地域・施設・企業との連携プログラム、フィールドワークを通じて、社会との接点や新たな視点を獲得していく3年次。さまざまなプロジェクトを通じて、課題発見力やリサーチ力、論理的な思考力や、創造性を養っていきます。創り手としての個性を意識しながら、「社会と衣服の関係」「衣服による社会貢献」をテーマに作品を制作。個性を発揮しながらも社会のニーズに応える術を模索します。また、これまでに得た経験の集大成として卒業制作に挑み、社会に向けて発信します。
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