大学案内2025
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UXリサーチ(1年次)グラフィックデザイン(1年次)CMFデザイン(1年次)プロダクトデザイン(1年次)235物事を考える時の物差しや手掛かりになるような「リサーチ」の基本を体得します。ユーザーアンケートやインタビューでは、各自が設定したコンセプトに沿ったショップ販売の企画書や広告を作成することで第三者へ伝える力を身につけます。実店舗でのフィールド調査では、商品や買い手に関するリサーチを行い、ものを使う側がどのような商品に引きつけられるのかを学びます。物事の多面性を深く考える一連のプロセスを体験し、ものを作る側・使う側両方の視点を高めます。グラフィックデザインの基礎である、エディトリアルやタイポグラフィなど実社会で生かせるデザイン思考を学び「あなたが伝えたい日本らしさ」を広めるコンセプトボードのデザイン課題に取り組みます。各自が考えた企画・アイデアを実現するために、ソフトウェアや写真撮影の基本スキルを習得することで、アイデアをアウトプットする過程の楽しさと難しさを体験。さらに、制作した作品をプレゼンテーションすることで他の人に伝えるためのコミュニケーション力を身につけます。CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)は、もっとも直感的に人の気持ちに作用するデザイン領域です。この授業では、CMFデザインの導入として、色の仕組みや表色系・配色など色彩の基礎知識習得からはじまり、他の授業で学んだ客観的な視点でトレンドやユーザーを分析して、マテリアルコンセプトを立案します。具現化に向けてはコンセプトをビジュアルで表現し、実際の素材に落とし込み、デザインテイストの言語化、具現化を通してマテリアルに対する理解を深めつつ、自分の感性を高めます。心を動かされるカタチとは一体何なのか。なぜ心が動かされたのか。授業の冒頭では自身の琴線に触れた造形をファイリングし、自己の傾向を分析します。それぞれの分析結果を互いに共有することで、その違いや幅を知り、美しいカタチの印象を言語化。そこから新たな造形へとつなげていきます。スケッチやクレイ・スタイロでの立体造形、iPadの3DCAD、3Dプリンタなどを用いてリアルな形への落とし込みを体験し、立体物のデザインを行う際の基礎的な知識を実践を通して学びます。

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