社会との関わりの中で実感した美大生の強みを生かした就職活動。未来の自分の見つけ方進路を決めた先輩たち③315河野由季さん 株式会社JTB(デジタル総合職)内定芸術学部 デザイン・工芸学科ヴィジュアルデザイン専攻 2024年3月卒業東京都立世田谷総合高等学校(東京都)出身大学4年間で意識していたのは、美術だけの生活を送らないようにすることでした。自分の固定観念に縛られず、客観性を持った作品を作れるようになりたいと考えていたからです。そこで、他大学のスポーツ系の部活動や、春休みを利用して海外スプリング・スクール(ニューヨーク)に参加するなど、意識的にさまざまな人と関わりを持ってきました。そんな日々の中で、何気ない生活の中にある“デザイン”を観察する力を養うのと同時に、一般社会での美大生としての自分の存在価値を実感することもできました。卒業後の進路は、3年次の夏頃から考え始めましたが、まだやりたいことがわからず、自分が知っている馴染みのある企業について調べることから始めました。その後、いろいろな企業のES(エントリーシート)を書いていくうちに少しずつ自分のやりたいことや、企業のジャンルも絞れてきました。好きなのはデザイン。得意なのは人と話すこと。“好き”を軸に“得意”を生かせる仕事ができる場所として、JTBに出合いました。美大で学んだからこそのスキルや視点に、+αの自分の得意をあわせ持った、唯一無二の存在になっていきたいです。
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