大学案内2026
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学生作品工芸専攻大久保瑠香 「おはよう」 高橋うらら 「遊泳」 ジョン ハヒョン 「手を離す・もはや我が子と・思わずに」 110キルンキャスト/ガラス/H320×W520×D300mm /卒業制作/制作期間(構想〜制作):8ヶ月昨日悩んでいたことが今日解決しているかもしれない。今日何気なく発した言 葉が 誰かの明日を悩ませてるかもしれない。流れゆく時 間 の 中でどうしたっていいこともわるいこともあるけれど、それでもこの瞬間だけはぬくもりを感じて、いつかくる明日で笑えるように、今日を迎えたい。手びねり/陶土、釉薬/ H450×W350×D350mm、H380×W360×D300mm、H390×W300×D290mm、他2点/卒業制作/制作期間(構想〜制作):8ヶ月造形表現にできることは何か。造形表現にしかできないことは何か。考えあぐねた末に出会った強固な素材感と自由気ままな造形。アンバランスな2つの要素は境界線を曖昧にする。手びねり/陶土、釉薬/H750×W1100×D500mm、H680×W1200×D500mm /卒業制作/制作期間(構想〜制作): 9ヶ月この作品は自然を所有しようとする執着から離れ、自由を受け入れる旅路が含まれている。計画やスケッチをせず、土と会話をしながら形をつくり、火と土、木にすべてを渡す野焼きを通じて完成させた。手を離すということは何かをやめることではなく、自然と一緒に存在する私を感じることだ。自然の前で感じる感動はもはや私が所有するものではなく、ただそのままの存在と向き合うことから来る自由だ。

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