制作をしながらやりたいことを絞っていけることは大きな魅力個人を尊重したのびのびした環境。自然体で制作に取り組んでいます学生インタビュー 01学生インタビュー 02113工芸専攻 3年 陶分野(取材当時)濱嶋紅月さん愛知県立知立東高等学校(愛知県)出身工芸専攻を選んだ理由は?美術が好きで大学は美大にとずっと決めていました。絵を描くのもデジタルも好きで専攻を絞れずにいましたが、高校美術の授業をきっかけに、粘土とオブジェをやりたい!と思い立ちました。女子美の卒業制作の作品は自由度が高くオブジェ作品も多くありました。個々の作風を尊重してくれる環境であることを垣間見て進学を決めました。女子美のいいところは?入学以前は女子大ゆえの人間関係の煩わしさを懸念していましたが、実際には真反対で、個人を尊重したのびのびとした学習環境が整っていると感じています。いつでも自然体でいられる自由な雰囲気が、とても気楽で自分には合っているなと感じています。好きな授業は?プレゼンテーション演習です。ポートフォリオ制作や発表を行う授業ですが、普段は手を使ってものづくりをしているなか、パソコンで資料を作る作業が良いリフレッシュになっています。また、私自身コンセプトを重視した作品づくりをしているので、コンセプトを人に伝える能力が必要だと感じており、授業や講評会などを通じてプレゼン力が鍛えられています。工芸専攻 4年 織分野(取材当時)髙野天音さん札幌第一高等学校(北海道)出身工芸専攻を選んだ理由は?服への興味と、母が趣味で織物を習っていたことの影響もあり工芸専攻へ。他学も受験しましたが、女子美は織り機が豊富に用意されていることや、コース選択で織をメインで学べることなど、より深く広く織分野を学べそうだと感じ進学しました。工芸専攻の魅力は? 1年次に染、織、刺繍、陶、ガラスと5つの素材と基本的な技法に触れ、自分が何が好きかを体験的に判断できることです。私は高校まで美術の授業以外でものづくりや絵を描くことをほとんどしていなかったので、進路を決める時に織に決めてしまっていいものか悩んでいました。制作しながらやりたいことを絞っていくことができるのは、とても魅力的だと思っています。専攻の雰囲気は?先生方がとても話しやすく、質問にも丁寧に答えてくださるので、悩まずにとりあえず手を動かしてみようと安心して制作ができています。素材や技法、表現方法なども自由度が高いので、周りの学生もそれぞれに個性的な作品を制作しており、刺激になっています。
元のページ ../index.html#115