大学案内2026
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授業紹介スペース表現領域プリミティブスペースⅠ(1年次 )テンポラリースペースⅠ(1年次)イマーシブスペースⅠ(1年次)「プリミティブ」は日本語で「原初の」といった意味です。この授業では、空間の原初、つまり「ある人がある場所を特別な居場所として認識する瞬間」にその人の内で、あるいはその周囲の環境で何が起こっているのか、様々な演習課題を通して考えます。本 授 業では、学 内のいろいろな場所を探索し、自分にとって「豊かな空間」を見つけることから始めます。見つけた場所の良さや、なぜ 心 地よいと感じるのかを話し合いながら、空間を体験し、共有することで、空間の原初的なあり方への理解を深めていきます。「テンポラリー」は、日本語で「つかの間の」「瞬間の」といった意味を持つ言葉です。この授業では、同じ空間でも時間帯や出来事、そこにいる人の違いによってどのように表情が変わるのかを観察しながら考えていきます。授業はクリエイティブ・プロデュース表現領域と共同で行い、舞台芸術で重要な役割を持つ「セノグラフィー(舞台美術)」の発想に触れます。その瞬間にしか生まれない空間のあり方を、パフォーマンスやインスタレーションを使って表現してみることで、移り変わる出来事も含めた総合的な空間作りについて学びます。「イマーシブ」は、日本語で「没入する」という意味を持つ言葉です。私たちが夢中になって没入できる空間体験には、どんな可能性があるのでしょうか? この授業では、ゲームやメタバースなどのバーチャル空間で生まれる非日常の世界や、もうひとつの日常をどのようにデザインできるかを探ります。3Dモデリングやゲーミングの技術を学びながら、没入する空間のあり方について考えていきます。148

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