授業紹介 インタビュースペース表現領域「想像の石」展スペース表現基礎Ⅲ(フィジカルモデリング)(1年次)スペース基礎Ⅳ(バーチャルモデリング)(1年次)アートやデザイン作品の図面上の計画を3 次元で表現する「モデリング」。実際のサイズの10 分の1、20 分の1などのサイズで縮尺模型を作る技術は、これから空間づくりに携わっていく際に必ず必要となります。スペース表現領域では、小さな空間のデザインを行い、モデリングによるスタディを繰り返しながらアイデアを深めていきます。最終的には実際の縮尺でのスタディやプレゼンテーションを行い、空間づくりのプロセスを学びます。私たちが暮らしている現実の空間に加えて、ゲームや VRなどのデジタル空間も身近な存在になっています。デジタル空間では、現実の空間をシミュレーションしたり、デジタルならではの空間が表現されたりしています。この 授 業では、バーチャル 空 間( = 非 物 理的な空間)にはどんな特徴があるのかを、現実空間とバーチャル空間を行き来しながら、自分自身の感覚を通して考えていきます。デジタルとフィジカル、両方の視点から空間を見つめることで、私たちをとりまく多様な空間のあり方を探っていきます。オープンキャンパスでは、実技授業「スペース基礎II(製図)」と「スペース基礎III(フィジカルモデリング)」の課題作品を展示する展覧会を開催しました。「想像の石」展と題された本展は、架空の石をテーマに、それぞれの作品を制作するだけでなく、展示空間の構成や設計、展示台の制作、設置、ライティングまで、会場づくりのすべてを学生自身の手で行いました。作品だけでなく、空間全体をデザインする経験を通して、空間表現の実践的なプロセスを学びました。150
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