学生作品大学院美術研究科撮影:木奥惠三難聴者である自分にフォーカスして制作を行った。聴者が中心となるコミュニティや社会の中で生きるにあたって、音を拾う補聴器は起動し続けなければいけない。そこで、補聴器を起動するための電池を交換する行為が途切れず続いていることを、行為の一連を描いた作品とその行為によって発生した寿命切れの電池の2点をもって表現した。行為自体は当たり障りないものであるため、一連を生々しく表現することに重きを置いた。この作品を通して、今度は鑑賞者がこの世界と自分を繋ぎ止めるものについて考える機会になればと思う。3Dモデリングを駆使して絵を作る技法を用いた、デジタル絵本のような動画の作品。エヴェンキ族の森に起きた戦争に巻き込まれた狼の死後の物語です。あらすじ:生前神に感謝しなかった罰として天国への道を断たれてしまい、シャーマンの姿に変えられて地上へ戻ることになった狼は、見事に森を再生しました。その功績を神に認められた狼は、元の姿に戻ることができ、新たな神に生まれ変わって天界で幸せに過ごしました。アートプロデュース柴田いくみ 「ルーティンと、6 年の重量」プロダクトデザイン「 EKSERI 」ヴィジュアルデザイン陳 静怡 「ブルーモーメント」小幡真生 176紙、パステル、写真/H230×W170mm(20点)、H790×W1090mm(3点)、H570×W 570mm(2点)、H1910×W1510×D20mm(1点)修了制作クレヨン、木版、補聴器の電池/H300×W450mm(6点) サイズ可変修了制作映像修了制作
元のページ ../index.html#178