大学案内2026
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就職も進学も。卒業後に拓ける自由な進路2年間の学びのその先に、さまざまな進路を描けるのも短大の大きな特徴。1年課程の専攻科や学部への3年次編入、留学、就職とやりたいことに合わせて柔軟に。ここでは短大の進路をテーマに、先輩たちの声をご紹介します。信頼する先生方のもとで進学、留学、就職迷いの果てに出合った場所さらに学びを深めるために  進学就職181短期大学部 専攻科 造形専攻 美術コース松本美音さん群馬県立西邑楽高等学校(群馬県)出身短期大学部 造形学科 美術コース 2024年3月卒業女子美の短大を選んだ理由は?2 年間という短いスパンで専門的な技術を身につけられること。また、1年次前期の基礎造形でさまざまな分野の表現を体験してから専門分野を決められることも、大きな魅力でした。私は高校時代に油絵を学んでいたのですが、他の表現にも挑戦してみたい気持ちがあり、アートからデザインまで幅広く触れられる基礎造形は、自分の「好き」を改めて探る良い機会になりました。専攻科に進学した理由は?実は入学してすぐの頃から、進学という選択肢は頭の中にありました。2 年間はあっという間、絶対にもっと学びたくなるだろうって。その後、有志で参加した女子美の学外展「女子力展」で、初めて作品販売に挑戦し自信がついたことも進学決断の後押しになりました。専攻科か学部への 3 年次編入かで迷いましたが、同じ環境、同じ先生のもとでもう1 年学ぶことができる専攻科へ。先生も助手さんも家族のような距離感で安心でき、自分のことをよく知っていてくださる信頼のおける先生方から、引き続きより深く自由に学べる専攻科は、とても魅力的な環境です。濃野 心さ ん(亀井千佳子アトリエ)玉川聖学院高等部(神奈川県)出身短期大学部 造形学科 デザインコース2024 年3月卒業卒業後を意識し始めたのはいつ頃?入学時点から将来のことは漠然と考えていたものの、学ぶほどに「もっと学びたい」という気持ちが生まれてきて、明確に進路を決められずにいました。専攻科進学か、学部 3 年次編入か、就職か、あるいは留学か。いろいろな道を考えながら学びを重ねるなかで、ふと「実践でこそ得られる学びがある」と考えるようになりました。学校もいいけれど、社会に出て経験を積みながら成長していきたい。そんな風に思えるようになって、就職という道を選ぶことにしました。就職先を決めた理由は?私の場 合は、「 就 職 」に心を決めるまでに時 間がかかってしまい、一般的な就職活動はほとんどできずに卒業間近まできてしまいました。そうしたなかで、授業でお世 話になっていた先 生からご縁をいただき、現在は先生の事務所に勤務し、自分にできることを一つひとつ積み重ねています。留学や進学など、進路選択では大いに悩みましたが、現場で働く日々は想像以上にたくさんの学びで溢れています。新しい世界に誘ってくださった先生に、心から感謝しています。

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