大学案内2026
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多種多様な表現方法を横断的に学び自分に合った表現を見つけられます学生同士、互いに高め合える環境が創作のモチベーションにつながっています学生インタビュー 01学生インタビュー 02195専攻科 造形専攻 美術コース(取材当時)伊藤七海さん埼玉県立越谷西高等学校(埼玉県)出身短大の美術コースを選んだ理由は?高校の美術の先生の勧めで油絵に興味を持ちました。よく使っていた鉛筆や色鉛筆とは全然違う!って。いくつかの大学のオープンキャンパスや学祭に行き、一番自分のやりたいことができそうと感じられたのが女子美でした。女子美生たちがキラキラと素敵に見えたのも理由の一つです。専攻科ではどんなことを学んでいますか?短大を卒業したあと、さらにもう1年、学びを深められるのが専攻科。より自由な制作ができると聞いて、油絵以外にも挑戦したいと進学しました。短大時代は写実的な作品が中心でしたが、今は抽象表現により興味があります。コーヒーや炭、油絵の具のオイル、手芸の糸など、好きなものや身近なものを画材にして描いています。専攻科の雰囲気は?学生内で公募展などの情報を共有し合ったり、作品のいいところを意見し合ったり、お互いを高め合える環境でモチベーションも上がります。先生方も現役のアーティストの方ばかり。さまざまな視点からいただくアドバイスは、新しい表現に挑戦するヒントになっています。美術コース 2 年(取材当時)田中智華さん東京都立稔ヶ丘高等学校(東京都)出身美術コースを選んだ理由は?入学時点ではやりたいことが明確でなくてもよく、1年次前期に基礎造形というカリキュラムでアナログ・デジタル、アート・デザインを問わず多種多様な表現方法を横断的に学ぶなかで1年次後期のコース選択につなげていきます。私は美術がやりたかったので、基礎造形では美術系の科目を多く選択しました。特に版画に興味を持ち、その後1年次後期から版画の選択授業を積極的に履修し、卒業制作でも版画作品に取り組んでいます。女子美での学びを通じてどんな成長を感じましたか?私は女子美に入学するまで、学校の授業以外で美術を専門的に学んだ経験がありませんでした。そのため自分の制作スタイルに自信がなく、劣等感のような気持ちを抱えていました。でも、ありのままを受け入れ長所を伸ばしてくださる先生方のもと、課題制作を重ねていくうちに自分の個性や強みを理解し、自分の作品を肯定できるようになりました。また、十人十色、個性的で揺るがぬ自分を確立している人が多いので、人と関わるほどに新しい発見があり、自分にはなかった感性に日々刺激を受けています。

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