美術をより深く勉強しながら憧れの教員をめざしたくて他大から3年次編入。充実した環境でより広い視野を持てるようになりました(文中敬称略)学生インタビュー 01学生インタビュー 02071美術教育専攻 4年(取材当時)大久保美穂さん新潟県立小千谷高等学校(新潟県)出身美術教育専攻を選んだ理由は?小学生の頃から教師という職業に漠然と興味がありましたが、一番のきっかけは高校時代の美術の先生です。美術が苦手な子でも前向きな気持ちになれるような素敵な授業で、美術教師に憧れを抱きました。教育系の一般大学も考えましたが、大好きな美術をより深く勉強しながら教員をめざしたいと思い、女子美を選びました。専攻の魅力は?美術教育の専門知識を身につけられるのはもちろん、実技制作も充実していることです。幅広い分野の制作に取り組めますし、他専攻の実技授業に交ざって本格的に制作することもできます。一つのことに絞らず、いろいろなジャンルに挑戦したい人にもぴったりの専攻だと思います。実際に、卒業後の進路選択の幅も広く、周りの友人たちも教職だけでなくさまざまな進路をめざしています。また、専攻の雰囲気は、少人数ということもあり和気藹々としています。先生方もとても親身に相談に乗ってくださり、教育実習前は先生からのアドバイスで緊張が和らぎ、自信を持って挑めました。美術教育専攻 4年(取材当時) 青山友紀さん 長野県上田染谷丘高等学校(長野県)出身(写真右)本多愛奈さん 栃木県立さくら清修高等学校(栃木県)出身(写真左)おふたりとも3年次編入で女子美に進学されました。きっかけは何でしたか?青山 養護教諭をめざし短大で学んでいました。そこで学ぶうち、もともと好きだった芸術と教育との関わりについて考えるようになりました。養護教諭になりたいという気持ちは持ったまま、「人生を豊かにする芸術」を突き詰めて学んでみたくて女子美に編入しました。本多 私は以前の大学では漫画を専攻していました。ただ、2年次まで学んでみて授業内容が物足りず、好きだったはずのことにモチベーションが保てなくなってしまいました。そこから“教える側”に興味を持ち、絵画や立体、造形などを幅広く学びながら、教えるための知識や技術を身につけ教員免許を取得できる美術教育専攻に編入しました。専攻の魅力は?青山 実践の場が多いことです。ワークショップや模擬授業を通じた準備と実践、改善のサイクルのなかで、とにかく“考える”くせがついたのは大きな成長です。そんな環境で美術教育を学びながらも、私の将来の夢は変わらず養護教諭なのですが、そんな私の夢も受け入れてみんなに応援してもらえることがすごく嬉しい!本多 がんばりたい人を柔軟に応援してくれる専攻だなと私も感じています。質の高い授業を提供してくださり、学生からの相談を親身に考えてくれる先生方も、自分の将来のお手本のような存在になっています。それから、教育だけでなくさまざまな分野を学べることも私にとっては大きな魅力です。美術史の授業で視点が広がったり、実技ではものづくりの楽しさを改めて実感することができたり。とにかく女子美に編入して良かった!と思える充実した日々です。
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