美術教育理論、美術理論、美術史、教育心理学などの知識を学ぶとともに、子供を対象にしたワークショップや教育実践・教育実習を経験することで、教員に必要な実践的指導力を養います。これからの教員には、ICTを活用して指導を行うことが求められます。1年次から3年次までのコンピュータ実習では、CGソフトの操作を学び、アニメーション作品を制作します。また、ICTを活用して作品をプレゼンテーションする実技授業や模擬授業を行う演習の授業があり、美術教員に必要なICT活用指導力を高めます。幼児、小・中学生、高校生を対象として、オープンキャンパスや大学祭などの大学行事のとき、あるいは幼稚園や小学校を訪れてワークショップを行います。さまざまな素材を使って、いろいろなアイデアを駆使し、どうすれば美術の楽しさを経験してもらえるかを学びます。ワークショップを企画して実践する演習の授業では、内容構成や伝え方についてディスカッションを行い、企画力やコミュニケーション能力を高めていきます。たとえば、実技授業で制作したおもちゃをもって幼稚園を訪問し、幼児と遊びます。このときの子どもの反応をどのように理解するか、どのように教育指導に生かすかを大学に戻って学習します。このように実践的指導力を身につける機会があります。また、教員を目指す人のために、教育実習以外に模擬授業の指導などの手厚い支援体制が準備されています。ICT(情報通信技術)活用指導力ワークショップ教育実践実践的指導力
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